<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>rionaoki.net &#187; 不平等</title>
	<atom:link href="http://rionaoki.net/tag/inequality/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>http://rionaoki.net</link>
	<description></description>
	<lastBuildDate>Fri, 09 Sep 2011 17:02:46 +0000</lastBuildDate>
	<language>en</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
	<generator>http://wordpress.org/?v=3.3.2</generator>
		<item>
		<title>エスニシティ別所得ギャップ</title>
		<link>http://rionaoki.net/2010/02/3340</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2010/02/3340#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 27 Feb 2010 01:00:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[US]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[収入]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[民族]]></category>
		<category><![CDATA[統計]]></category>
		<category><![CDATA[視覚化]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=3340</guid>
		<description><![CDATA[アメリカのエスニシティ別の所得の推移を示した綺麗なグラフ： The US Income Gap &#124; MintLife Blog &#124; Personal Finance News &#38; Advice 内容自体は極めて常 &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2010/02/3340">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>アメリカのエスニシティ別の所得の推移を示した綺麗なグラフ：</p>
<p><a href="http://www.mint.com/blog/trends/the-us-income-gap/">The US Income Gap | MintLife Blog | Personal Finance News &amp; Advice</a></p>
<p style="text-align: center;"><a href="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2010/02/MNT-INCOME-DISPARITY-R4.png"><img class="aligncenter size-full wp-image-3342" title="MNT-INCOME-DISPARITY-R4" src="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2010/02/MNT-INCOME-DISPARITY-R4.png" alt="" width="630" height="550" /></a></p>
<p style="text-align: left;">内容自体は極めて常識的で、白人およびアジア系の所得が高く、女性の所得は低い。但し、このことから直接結論を出すのは難しい。このグラフはむしろ単純なグラフを読む上での落とし穴を考えるのにいい。ぱっと思いつくだけでも以下のような問題点がある：</p>
<ul>
<li>平均所得であってメジアン所得ではないので、外れ値に大きく影響される</li>
<li>労働時間で調整されていない；アジア系の所得が高いのは労働時間が長いためでもあるし、女性が低いのも労働時間が短い部分が大きいだろう</li>
<li>推移だけを見るとギャップが開いているように見えるが、片対数グラフではないし、インフレが調整されていないように見える</li>
<li>教育水準などで条件付されていないので、エスニシティ別の所得を見ているつもりで学歴別の所得を見ているだけかもしれない</li>
</ul>
<p>最近アメリカではグラフを含めた視覚化を行うサイトが相当数あるが日本でも似たような試みがあると面白い。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2010/02/3340/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>4</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>「自分が悪い」の何が悪いのか</title>
		<link>http://rionaoki.net/2010/02/3116</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2010/02/3116#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 10 Feb 2010 01:17:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[政治]]></category>
		<category><![CDATA[日本]]></category>
		<category><![CDATA[貧困]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=3116</guid>
		<description><![CDATA[どうも最近首を傾げるような記事が増えていて残念なアゴラから： アゴラ : 自分が悪い　助けてといわない若者 &#8211; 原淳二郎（ジャーナリスト） 自分が悪いと考えてしまう若者が増えているという問題（？）が取り上げら &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2010/02/3116">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>どうも最近首を傾げるような記事が増えていて残念なアゴラから：</p>
<p><a href="http://agora-web.jp/archives/917457.html">アゴラ : 自分が悪い　助けてといわない若者 &#8211; 原淳二郎（ジャーナリスト）</a></p>
<p>自分が悪いと考えてしまう若者が増えているという問題（？）が取り上げられている。20代後半の私も「若者」に含まれるだろう（しかしいつから「三十代の若者」などという概念が登場したのだろう）。</p>
<blockquote><p>現在の不遇な環境、不幸は社会の責任ではないし、まして親の責任でもない。だからいくら困窮しても助けてといえないのだそうだ。３０代の若者の現象らしい のだが、日ごろ学生を見ていて同じように感じることがある。</p></blockquote>
<p>実際、<strong>問題に直面する原因の最も大きなものは自分の行動だ</strong>ろう。また、<strong>他人のせいにしたところで問題が解決するわけではない</strong>ので、そういう考え方を持たない方が本人にとってもいいはずだ。</p>
<blockquote><p>心優しいのか、誰が悪い、社会が悪い、教師が悪いなどといわない。毎日の生活に被害者意識が薄 い。</p></blockquote>
<p>そしてそれは「心が優しい」からではない。単に、頑張ればもっといい状況にできたという事実認識と、被害者意識を持つより自分のせいだと考えた方が生産的だと知っているだけだろう。このような認識の何が問題なのかよくわからない。</p>
<blockquote><p>毎日の生活に被害者意識が薄い。私の子どものころは、毎日食うものに困り、親からは家業にこき使われ、何もいいことがなかった。なぜこんなに自分は不幸な のか、と思うと同時に、自分が悪いから不幸なわけではない、周りが悪いのだと考えた。事実社会はまだ貧しかった。家業は二度も倒産した。社会への関心政治 への関心はそのころから生まれた。</p></blockquote>
<p>確かに、貧しい社会でそういう育ちかたをすれば、社会や親が悪いと考えるのは分かる。しかし、<strong>現代の社会はそこまで貧しくないし、そういう環境で育つ人は昔に比べて相当減った</strong>はずだ。</p>
<blockquote><p>だからテレビがいうところの自分が悪いという若者の論理がよく分からなかった。大不況になってもストライキひとつ起きない。デモもない。ネットでぶつぶつ不平をつぶやくらいだ。</p></blockquote>
<p>現代社会において、<strong>多くの人の成功は自分の努力にかかっている</strong>。他の要因もあるが、自分が一番重要な要素だと多くの人が認識しているだけだろう。そしてその認識は基本的に正しい。</p>
<blockquote><p>もうデモやストだけが社会的表現手段だった時代ではない。ネットなどでいくらでも表現できる。</p></blockquote>
<p>まさにその通りで、不況でもストライキやデモのような非生産的な行動はしない。そんなことをしなくても<strong>「ネットでぶつぶつ不平をつぶやく」だけで、不平を世間に知らせることができる</strong>のだから当たり前だろう。不平が社会に流れていくチャンネルが変わったのだ。</p>
<blockquote><p>日本には彼らが貧しいのは自己責任だという風潮がある。いつからこんな風潮が広まったのかは知らないが、不当に弱者に追いやられた人々が不満の声をあげられない社会をわれわれはいつの間にか作り上げてしまった。</p></blockquote>
<p>これは<strong>風潮というよりも、時代が変わっただけ</strong>のことだ。<strong>個人の努力ではどうにでもならない貧困がはびこる社会では貧しいことは主に社会の問題だが、努力すれば成功できる社会においては貧しいことが一義的には個人の問題となる</strong>。日本は大方前者から後者へと移行した。そしてそれは喜ぶべきことだろう。ご自身で指摘されているように、「不満の声」はネットを利用して簡単にあげられる。</p>
<p>もちろん、このことはより個人が努力によって成功できるように仕組みを改善していくことを妨げるものでは全くない。しかし<strong>何でもかんでも親のせい、社会のせいと言っている社会には未来がない</strong>。勉強ができないのは親や環境のせいだと文句をいっていた子供が成功しているだろうか。</p>
<p>追記：困っている人がそのことを社会に伝えるのは重要だが、本人が自分の問題だと認識していなければ援助しても効果がないとも言えるか。</p>
<p>P.S.</p>
<blockquote><p>母親から毎月１５００万円も贈られながら「知らなかった」人には、貧しくて声もあげられない人たちの心情などとても想像できないことだろう。</p></blockquote>
<p>結局この一文を言いたかっただけのような気もする。しかしそういう政治家を選んだのは有権者であることも事実だ。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2010/02/3116/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>17</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>過剰タクシーって何？</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/12/2350</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2009/12/2350#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 23 Dec 2009 11:39:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[タクシー]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[交通]]></category>
		<category><![CDATA[外部性]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=2350</guid>
		<description><![CDATA[追記：タクシー市場は複雑な構造をしていますが、単純な数量規制をするのはおかしいというのがこのエントリーの趣旨です。いろいろな政策が考えられるとは思いますが、数量規制にはならないということです。 またおかしなニュースをTw &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/12/2350">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><em>追記：タクシー市場は複雑な構造をしていますが、単純な数量規制をするのはおかしいというのがこのエントリーの趣旨です。いろいろな政策が考えられるとは思いますが、数量規制にはならないということです。</em></p>
<p>またおかしなニュースをTwitter経由で（<a title="ohuzak@Twitter" href="http://twitter.com/ohuzak">ohuzak</a>さんどうも）：</p>
<p><a href="http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20091223/CK2009122302000018.html">中日新聞:過剰タクシー調整へ　松本交通圏協議会が初会合:長野(CHUNICHI Web)</a></p>
<blockquote><p>松本市役所で開かれた。国土交通省北陸信越運輸局は、同地域のタクシー台数が４０〜１１０台過剰と指摘。本年度中に同協議会で、台数を抑制する地域計画を策定する見込みだ。</p></blockquote>
<p>タクシーが過剰だというが、一体その数字はどうやってはかるのだろう。<strong>市場の失敗がない限り、適正な供給量は市場で決定される</strong>。タクシーに関してどのような市場の失敗があるのだろう（注）。サービスの供給が減り、価格が上がれば消費者にとっては確実にマイナスだ。何か理由がない限りタクシーの台数を下げるという政策の正当化は難しい。</p>
<blockquote><p>タクシー業界は２００２年の規制緩和を契機に都市圏で過当競争に陥り、厳しい経済環境も重なって、運転手の過酷な労働条件などが問題になっている。</p></blockquote>
<p>タクシー運転手は他人に迷惑を掛ける可能性があるので、過酷過ぎる労働条件は是正する必要がある。しかし、それは労働条件を規制すればいいだけだ。労働者のコストが増えるので結果として供給は減るだろう。不の外部経済の内部化だ。</p>
<p>逆に<strong>タクシーの数に制限をつけても需要が減るわけではない</strong>。むしろタクシー当たりの仕事が増える。一台当たりの運転手を増やすインセンティブもないだろうから<strong>労働条件は悪化するだろう</strong>。</p>
<blockquote><p>また台数の過剰などが原因で、県内のタクシー運転手の年間所得は、県内全産業平均より２００万円少ないことも示された。</p></blockquote>
<p><strong>労働者の収入が少ないことは市場の失敗ではない</strong>。収入は需要と供給によって決まる。タクシー運転手の所得が低いのは、景気が悪いこととタクシーの運転をできる人が多いためだ。単純な所得が問題なら社会保障で対応すべきであってタクシー市場を歪めるべきではない。</p>
<p>また<strong>タクシーの数を制限してタクシーの価格が上がったとしても運転手の所得が伸びるわけではない</strong>。運転手になりたい労働者が減るわけではないので、タクシー会社は従業員たる運転手の給料をあげる必要はない。タクシーの供給を制限することで利益をあげるのはタクシー会社であり、そのタクシー会社から利益を供与される人々だ。</p>
<p>（注）ネットワーク効果はあるだろうが、数量制限は逆効果になる。情報の非対称についても数量制限は関係ない。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2009/12/2350/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>13</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>郵政で高齢者配慮は必要か</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/12/2311</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2009/12/2311#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 20 Dec 2009 22:10:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[政治]]></category>
		<category><![CDATA[日本]]></category>
		<category><![CDATA[費用便益分析]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=2311</guid>
		<description><![CDATA[わざわざ取り上げる程のものでもないと思うけど、よくある話なので： asahi.com（朝日新聞社）：日本郵政、高知で地方公聴会　「高齢者に配慮を」 &#8211; ビジネス・経済 via ohuzak@Twitter 郵 &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/12/2311">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>わざわざ取り上げる程のものでもないと思うけど、よくある話なので：</p>
<p><a href="http://www.asahi.com/business/update/1220/TKY200912200176.html">asahi.com（朝日新聞社）：日本郵政、高知で地方公聴会　「高齢者に配慮を」 &#8211; ビジネス・経済</a> via <a title="ohuzak" href="http://twitter.com/ohuzak">ohuzak@Twitter</a></p>
<blockquote><p>郵便、貯金、保険の３事業を一体で運用し、高齢者らの使い勝手をよくするよう求める意見が相次いだ。</p></blockquote>
<p>サービスの質は改善されるべきだが、それは他のサービスでも変わらない。<strong>違うのは、その要求が市場を通じて行われるか、政治を通じて行われるかということだ</strong>。市場を通す場合には、その改善で消費者がどれだけ得をするかとそのためにどれだけの費用がかかるかが比較される。それに対し、政治では票の数に応じて決まる。どちらが望ましいかは明らかではないだろうか。</p>
<blockquote><p>「分社化で郵便配達人に貯金の出し入れを頼めなくなった」「電子メールやネットを使えない高齢者は多い。高齢者に優しい郵便局を目指してほしい」といった声が出た。</p></blockquote>
<p>確かに不便な点あるかもしれない。しかし<strong>問題はその不便さを解消するための費用が便益に見合うかどうかだ</strong>。そして<strong>ある人が不満を述べるかどうかでそれを知ることはできない</strong>。<strong>不満を表明すること自体には費用がかからない</strong>からだ。</p>
<p>二つの応答が考えられる。一つは過疎化だ。人口密度が減ることで採算が取れなくなる。しかし、<strong>採算が取れないということは概ね社会的な観点からみて費用の方が便益よりも大きいということ</strong>なのでこれはサービスを維持する理由にはならない。高齢者は移動できないため過疎によって悪影響を受けるという議論は可能だが、それをサービスの維持で解消するというのは望ましくない。<strong>貧しい高齢者は他にもいるので過疎地の高齢者だけの対策で市場を歪めるよりも、再配分政策・社会保障政策で一元的に扱うべきだ</strong>。</p>
<p>もう一つの可能性は、市場が競争的ではないというものだ。これは過疎地には当てはまるだろう。しかし、<strong>日本の郵便局が過疎地でだけ価格を釣り上げているという話は聞かない</strong>。また、<strong>過疎地における自然独占が問題なら消費者による事業の所有で対処できる</strong>。消費者が独占事業を垂直統合することで両者は一体化し、独占により消費者を搾取するという現象自体がなくなるからだ。これにはアメリカの過疎地で電力会社が消費者組合となっている例がある。</p>
<blockquote><p>公聴会は作家で社外取締役の曽野綾子氏がまとめ役。来年１月には京都府、愛知県、新潟県で開く。</p></blockquote>
<p>ミニスカの話（<a title="ミニスカートが悪いのか" href="http://rionaoki.net/2009/12/1953">ミニスカートが悪いのか</a>、<a title="レイプのパターンを考える" href="http://rionaoki.net/2009/12/1984">レイプのパターンを考える</a>）でも出てきた曽根綾子氏だが、どうして郵政事業の必要性に彼女が登場するのだろう。経済の分かる人材を登用していただきたい。</p>
<div id="_mcePaste" style="overflow: hidden; position: absolute; left: -10000px; top: 376px; width: 1px; height: 1px;">
<h1>レイプのパターンを考える</h1>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2009/12/2311/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>小額クーポン</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/12/2298</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2009/12/2298#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 20 Dec 2009 02:03:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[US]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[価格付け]]></category>
		<category><![CDATA[貧困]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=2298</guid>
		<description><![CDATA[メール・イン・リベートに引き続き、日本では見られないアメリカの価格戦略としてクーポンを見てみよう。 これはドラッグストア（でいいのかな？）のWalgreensのクーポンだ。チラシにこういった割引情報が乗っていて、店の中や &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/12/2298">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="メール・イン・リベート" href="http://rionaoki.net/2009/12/2263">メール・イン・リベート</a>に引き続き、日本では見られないアメリカの価格戦略としてクーポンを見てみよう。</p>
<p style="text-align: center;"><a href="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2009/12/coupon.png"><img class="aligncenter size-full wp-image-2299" title="coupon" src="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2009/12/coupon.png" alt="" width="530" height="177" /></a></p>
<p style="text-align: left;">これはドラッグストア（でいいのかな？）のWalgreensのクーポンだ。チラシにこういった割引情報が乗っていて、店の中や郵便ポストを見ると大抵見つかる。ここまでは日本と変わらない。</p>
<p style="text-align: left;">しかし、上の画像には点線の枠とバーコードがあるのに注目して欲しい。そう、<strong>この値引きはそのチラシにハサミを入れて切り取り、購入時にスーパーに持っていかなければ有効ではない</strong>のだ。日本でいえばマクドナルドのクーポンと同じだが、それがそこら中のスーパーに存在する。</p>
<p style="text-align: left;">ファーストフードのそれとは異なりこれはお得情報ということですらない。まず第一に<strong>クーポンが含まれるチラシは店の入り口に山積みされており、別に誰でもその場で手に取れる</strong>。また、<strong>割引額もかなりしょぼい</strong>ことが多く、50￠割引でしかないクーポンもざらだ。それを切り取って、レジに持っていき、しかも時間がかかるので店員や他の客から若干冷たい視線を浴びることを考えるとなんのためにあるんだ、これ？？と思うのも無理はない代物だ（注）。</p>
<p style="text-align: left;">ではなぜ、こんなシステムがあるのか。<strong>これもまた価格戦略の一つだ</strong>。<strong>クーポンを切り取って、わざわざレジにもっていって店員に説明するという行動を取る人にだけ割引を提供する</strong>手段なのだ。わざわざクーポンにせずに割引するのでは割引前の価格を払ってもいい客にまで割引を提供してしまうからこういうことをする。</p>
<p style="text-align: left;">日本でこれがあまりないのは、MIRの場合と同様、教育・所得水準の格差が比較的小さいためだろう。クーポンは利用者の手間を増やすし、レジの進みを遅くするので、効果が薄ければわりに合わない。しかし、格差が開いていくのであればこういった販売手法を導入する企業が出てきても不思議ではない。</p>
<p style="text-align: left;">
<p style="text-align: left;">（注）ちなみにアメリカのサービスの質は想像を絶する低さなので自分が不器用なのにいらいらして客を睨んでいるレジ係なんて珍しくもない。そもそもレジのスピードは日本の三分の一以下だ。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2009/12/2298/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>3</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>メール・イン・リベート</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/12/2263</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2009/12/2263#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 19 Dec 2009 07:39:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[US]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[価格付け]]></category>
		<category><![CDATA[貧困]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=2263</guid>
		<description><![CDATA[チェック廃止の話が在米の方々を中心に好評だったので、もう一つの消えてなくなって欲しいものであるメール・イン・リベート（MIR）を取り上げる。 まず、馴染みのない人にMIRが何かを説明しよう。MIRとは割引の一種で、商品を &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/12/2263">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="チェック廃止 " href="http://rionaoki.net/2009/12/2261">チェック廃止の話</a>が在米の方々を中心に好評だったので、もう一つの消えてなくなって欲しいものであるメール・イン・リベート（MIR）を取り上げる。</p>
<p>まず、馴染みのない人にMIRが何かを説明しよう。<strong>MIRとは割引の一種で、商品を購入したときにレシートやバーコードと所定の書類を郵送すると忘れたころに（運がよければ）小切手（！）が送り返されてくるというものだ</strong>。実店舗でもネットでもよくみかけるが、便利なのでneweggから一例とってきた：</p>
<p style="text-align: left;"><a href="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2009/12/mir.png"><img class="aligncenter size-full wp-image-2264" title="mir" src="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2009/12/mir.png" alt="mir" width="533" height="362" /></a>赤く囲った部分がMIRだ。10ドルの小切手が送ってくるということを意味する。ちょっと考えればこれが恐ろしく非効率なことが分かるだろう。客はリベートの申請書類を郵送する必要があるし、企業側はそれを処理して（正規の購入者かを確認する必要がある）、さらに小切手を郵送しなければならない。10ドルの割引をするのになんでこんな手間を掛けるのか。そのまま値引きすればいいじゃないかという話だ。</p>
<p style="text-align: left;">これは、<strong>典型的な価格差別戦略だ</strong>。<strong>価格差別とは同じ製品・サービスを相手によって違う値段でうることだ。たくさん支払う気のある客には高値で売って、そうでない客には割引して売ることだ</strong>。こういうと当然のように思えるが実際にやるのは結構難しい。対面で値段交渉をするなら簡単だろうが、量販店の棚に並ぶような製品では特別な仕組みがないとできない。同じものが違う値段で並んでいれば誰でも安い方を買うからだ。</p>
<p style="text-align: left;">ではこのMIRはどうやってそれをクリアするか。<strong>リベートの申請に手間がかかるようにすることで、時間のない人には実質割引をせず、暇な人には割引を適用するのだ</strong>。通常忙しい人の方がお金も持っているし、いろいろ比較して製品を買うこともない。こういった人は比較的多めのお金を払えるのでこの方法で利益が上がる可能性がある。</p>
<p style="text-align: left;">もちろん、<strong>この方法には大きな無駄があるのでうまくいくとは限らない</strong>。無駄というのは、リベートを送るための費用だ。なるべくリベートを受け取るのを難しくするため、電話して催促しないと小切手を送ってこないなんてケースもざらだ。</p>
<p style="text-align: left;">リベートを使わない人がリベートが存在するがゆえにその商品を購入しないこともある。アメリカでもMIRには反感が強く、事務費用などの負担もあり量販店ではMIRを撤廃しているところもある。</p>
<p style="text-align: left;">また、そもそも<strong>人によって時間の価値に大きな差がなければ機能しない</strong>。日本でMIRを見かけない理由の一つはここにあるだろう。所得格差が広がればこういったリベートも普及する可能性がある。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2009/12/2263/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>4</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>実は金持ちほど共働き</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/12/2087</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2009/12/2087#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 09 Dec 2009 02:34:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[ジェンダー]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[収入]]></category>
		<category><![CDATA[雇用]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=2087</guid>
		<description><![CDATA[様々な統計を可視化して公開されているfut573さんのページから： Willyさんから日本の保育園の実状を踏まえた素晴らしいコメントを頂いたの参照ください。 実は金持ちほど共働き率が高い? 収入階級別妻の有職率 &#82 &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/12/2087">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>様々な統計を可視化して公開されているfut573さんのページから：</p>
<p><em><a title="統計学＋ε: 米国留学・研究生活" href="http://wofwof.blog60.fc2.com/">Willyさん</a>から日本の保育園の実状を踏まえた素晴らしい<a title="comment" href="http://rionaoki.net/2009/12/2087/comment-page-1#comment-637">コメント</a>を頂いたの参照ください。</em></p>
<p><a href="http://d.hatena.ne.jp/fut573/20091208/1260305784">実は金持ちほど共働き率が高い? 収入階級別妻の有職率 &#8211; 情報の海の漂流者</a></p>
<p>以下のグラフは（世帯の）収入階級と妻の有職率とを比べたものだ。これは前々から見てみたいと思っていたグラフの一つだ：</p>
<p><a href="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2009/12/income_spouse_work.png"><img class="aligncenter size-full wp-image-2089" title="income_spouse_work" src="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2009/12/income_spouse_work.png" alt="income_spouse_work" width="640" height="500" /></a>2002年から2008年のデータが使われているが期間の問題化トレンドは見えない。世帯収入あが上がるにつれ共働きの度合いが上がっている傾向は明らかだ（追記：共働き⇒世帯収入増という因果関係があるのは確かだがそれだけでは説明できないと感じたのでこの記事を書いた）。これは「<a title="結婚と市場" href="http://rionaoki.net/2009/11/1259">結婚と市場</a>」で書いたことと整合的だ。技術革新・市場の整備により、結婚の経済的性質は様変わりした。<strong>家事労働の負担は激減し、女性の市場での所得獲得能力は飛躍的に伸びたことで、女性が働かないことの機会費用は昔に比べ遥に高くなった</strong>。これは稼ぎの多い女性ほど高い。</p>
<p>ではそのような女性はどんな男性と結婚するか。それは<strong>同じような社会経済バックグラウンドを持った男性だ</strong>ろう。<strong>生産面での分業が必要ない以上結婚の価値は消費に移るからだ</strong>。もちろん、高所得の男性が理想的な女性と結婚して働くのを止めてもらうことは今でも当然あるだろう（注）。ただそのための費用は上がったのでそういう数は減るというだけだ。おそらく現在の所得階級区分の一番上は家計所得1500万以上だと思うがその程度だとまだ共働きで1000/750みたいなパターンが一般的なのだろう。該当する世帯が多く居住していると思われる都市部では1000万の収入でもう十分だから一人働けばいいとはいかないだろう。。3000万当たりまで区分を作って見れば有職率はまた下がっていくだろう。</p>
<p>ちなみに出典に挙げられている馬場さんの仮説は次のように要約されている：</p>
<blockquote>
<ol>
<li> 労働市場において企業サイドが高学歴・フルタイムを優先して雇用している結果、低所得層の妻は働く場を制限されている</li>
<li> 保育園が不足している。運良く保育園に入れたとしても妻が働いた分の大半が保育料に消えていく(働いても生活が楽にならない)</li>
</ol>
</blockquote>
<p>この仮説の面白いのは「制限」「不足」というネガティブな形容がなされているが、言っていること自体は悪いことでもなんでもないことだ。<strong>企業がより生産性の高い女性を雇用するのは当たり前だし、社会的にも望ましい</strong>。また<strong>保育園に入ったときに妻の所得が保育料に消えていくというのは、普通に解釈すれば妻の生産性が低いということであり、子供を保育園にいれるより自分で面倒をみるほうが効率的だということだ</strong>。自分の子供の面倒を見るのと他人の子供の面倒を見ることの差を考えれば不思議なことではない。</p>
<div id="_mcePaste" style="overflow: hidden; position: absolute; left: -10000px; top: 372px; width: 1px; height: 1px;">
<h1>結婚と市場</h1>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2009/12/2087/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>10</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>日本は税金少ないらしい</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/11/1782</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2009/11/1782#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 25 Nov 2009 01:27:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[税金]]></category>
		<category><![CDATA[統計]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=1782</guid>
		<description><![CDATA[いまさら題名にするようなことでもないけどOECD加盟国では下から六番目の税収GDP比だそうで： Tax Burdens, Around the World &#8211; Economix Blog &#8211; NY &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/11/1782">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>いまさら題名にするようなことでもないけどOECD加盟国では下から六番目の税収GDP比だそうで：</p>
<p><a href="http://economix.blogs.nytimes.com/2009/11/24/the-tax-burden-around-the-developed-world/">Tax Burdens, Around the World &#8211; Economix Blog &#8211; NYTimes.com</a></p>
<p><a href="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2009/11/OECDtaxrev.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-1784" title="OECDtaxrev" src="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2009/11/OECDtaxrev.jpg" alt="OECDtaxrev" width="483" height="461" /></a></p>
<p>日本は26.9%。アメリカの26.9%に比べれば高いがヨーロッパの国よりはだいぶ少ない。よく似ていると指摘されるどいつでも36.5%もあり、ヨーロッパの先進国では40%越えが普通のようだ。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2009/11/1782/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>価格差別とブラックフライデー</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/11/1778</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2009/11/1778#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 25 Nov 2009 01:01:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[価格付け]]></category>
		<category><![CDATA[差別]]></category>
		<category><![CDATA[競争政策]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=1778</guid>
		<description><![CDATA[価格差別のいい説明があったのでご紹介： Price Discrimination Explains Everything, Arnold Kling &#124; EconLog &#124; Library of Economics an &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/11/1778">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>価格差別のいい説明があったのでご紹介：</p>
<p><a href="http://econlog.econlib.org/archives/2009/11/price_discrimin_2.html">Price Discrimination Explains Everything, Arnold Kling | EconLog | Library of Economics and Liberty</a></p>
<blockquote><p>Suppose that a new video game console comes out. BZ likes video games, but he is only willing to pay about $200 for the console. JS lives for video games, and he would pay $400 for the console. The manufacturer would like to charge $400 to JS and $200 to BZ. However, to do so blatantly would be illegal. It might also be impractical&#8211;what is to stop BZ from buying two consoles for $200 and selling one of them to JS for much less than $400?</p></blockquote>
<p>これが典型的な状況。同じ財に多くのお金を払う人と、そうでない人がいたときに同じ金額しか請求できないというのは売り手にとってはうれしくない。でも誰が多くのお金を払えるのかは分からないし、場合によっては違う金額を請求するのは違法になる（区別する基準が人種や性別だったり、相手が小売店の場合∵<a title="アメリカ反トラスト法メモ" href="http://rionaoki.net/2009/08/44">ロビンソン・パットマン法</a>）。ではどうするか：</p>
<blockquote><p>The console maker looks for ways to price discriminate. There might be a &#8220;standard&#8221; version of the console that sells for $200 and a &#8220;deluxe&#8221; version that sells for $400. If the features in the deluxe version appeal to JS but not to BZ, this will work. Or the maker might release the console initially at a price of $400, wait three months, and cut the price to $200. If BZ is willing to wait but JS is not, then this will work.</p></blockquote>
<p><strong>二種類の客の微妙な違いを利用すればよい</strong>。例えば、お金持ちはデラックスバージョンを欲しがるけど、他の人は欲しがらないなら、デラックスバージョンだけ高くすることで資産に応じて違う値段をつけられる。</p>
<p>ブラックフライデーのようなセールも同じだ：</p>
<blockquote><p>If you need something now, you have to buy it whether or not it is &#8220;on sale.&#8221; But if the purchase is discretionary, you may only buy it &#8220;on sale.&#8221; The store keeps its prices high ordinarily, in order to pick up profits from the price-insensitive shoppers. The store puts items &#8220;on sale&#8221; on rare occasions, hoping to pick up profits from price-sensitive shoppers.</p></blockquote>
<p>値段にうるさいひとはセールを探してくるけど、そうじゃない人はいつでも必要な時に買う。だから<strong>普段は高くしといてそういう人からお金をとり、時々のセールで値段にうるさいひとにも売りつける</strong>。</p>
<blockquote><p>Unfortunately, they lose profits from price-insensitive shoppers who happen to come in the day of the sale.</p></blockquote>
<p>ただ、値段にうるさくない人でもセールの日に買いにくることはある。</p>
<blockquote><p>The beauty of holding sales on &#8220;Black Friday&#8221; is that stores know that many price-insensitive shoppers will <em>stay away</em> in order to &#8220;avoid the crowds.&#8221;</p></blockquote>
<p>でもブラックフライデーのようなもの凄いセールなら話は別だ。お店は異常に混むし、それを誰もが知っているので普通の人はこない。並んでまで安いものを探す客は限られているからだ。</p>
<p>ちなみにArnold Klingは冒頭で、</p>
<blockquote><p>I think that price discrimination really deserves a lot more attention than it gets in the economics curriculum.</p></blockquote>
<p><strong>価格差別はもっと経済学のカリキュラムで取り上げるべきだ</strong>と述べているが、これには大賛成だ。うまく価格差別を行うことは大きな利益につながる。例えばセールスで売る側が先に値段を言わないのもその一つだ。値切りをするかどうかは、客がいくら払えるかと強く相関しているのでそれを狙うわけだ。</p>
<p><strong>こういった手法はデジタル化された社会では一段と重要になる</strong>。デジタルな財は限界費用がほぼゼロなので単純な価格競争を行うと利益がなくなる。また音楽・映画・ニュース・ソフトウェアなどはどれも人によって非常に評価が異なる財だ。そういった財の需要曲線は強く下に凸なので独占価格をつけても総余剰のごく一部しか回収できない。逆にデジタル技術は多くの情報を集めることで価格差別を容易にする。</p>
<p>また最近話題になる<strong>経済格差も価格差別の必要性を大きなものにする</strong>。例えばアメリカでは一枚数十￠の割引になるクーポンがたくさんある。チラシから切り抜いたり、ネットから印刷したりして使用するわけだが、これもそういった手間を惜しまない人にだけ値引きをする価格差別の一種だ。メールインリベートも同様だ。バーコードを切ってはって、郵便を出して、数ヶ月待つ気のある人をターゲットにしている。さらに、電話で抗議しない限り返信しないことでさらに効果的な価格差別になる。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2009/11/1778/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>大学教育と油田開発</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/11/1762</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2009/11/1762#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 23 Nov 2009 21:01:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
		<category><![CDATA[不平等]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[遺伝]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://rionaoki.net/?p=1762</guid>
		<description><![CDATA[バークレーを含めカリフォルニア大学の各キャンパスで授業料値上げに対するデモ行進などが起こっている。一つの主張は、授業料が上がると誰もが大学教育受けるという機会が失われるというものだ。しかし、なぜ大学の学費を政府が援助する &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/11/1762">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>バークレーを含めカリフォルニア大学の各キャンパスで授業料値上げに対するデモ行進などが起こっている。一つの主張は、授業料が上がると誰もが大学教育受けるという機会が失われるというものだ。しかし、<strong>なぜ大学の学費を政府が援助する必要があるのだろうか</strong>：</p>
<p><a href="http://econlog.econlib.org/archives/2009/11/uc_tuition_the.html">UC Tuition: The Revolt of the Will-Haves, David Henderson | EconLog | Library of Economics and Liberty</a></p>
<p>大学教育への政府支出に対する最も有名な批判はフリードマン（Milton Friedman)のそれだろう：</p>
<blockquote><p>Milton Friedman used to remark that the California government, with its state funding of higher education, taxed the residents of Watts to pay for the residents of Beverly Hills.</p></blockquote>
<p>カリフォルニア政府は大学に財政支出を行うことで貧しい人々から豊かな人々へ再配分をしているというものだ。日本なら総合大学で最も親の平均所得が高いのは東大だろう（外れ値にもよるので実際どうだかは知らない）。仮に教育費の問題がなくとも、遺伝で説明できる（東大生の親は東大生という奴だ）。<strong>東大の学費を政府が補助することはみんなから集めたお金をお金を持っている家の子供に還元することになる</strong>。</p>
<blockquote><p>Even though the California&#8217;s tax system relies heavily on sales taxes, which probably makes the state tax system on net somewhat regressive, it&#8217;s still the case that a given Beverly Hills family pays much more in taxes than a given family in Watts.</p></blockquote>
<p>もちろん裕福な家庭の方が多くの税金を払っていることを考えれば一概に逆進的な所得の再配分が行われているとは言えないが、そういう傾向があるのは確かだろう。</p>
<p>アルキアン（Armen Alchian）はさらに家庭の所得ではなく個人の潜在的な所得獲得能力に注目した：</p>
<blockquote><p>All college calibre students are rich in both a monetary and non-monetary sense. Their inherited superior mental talent&#8211;human capital&#8211;is great wealth.</p></blockquote>
<p>大学の学費を援助することの逆進的な再配分を説明するのに家庭を持ち出す必要はない。<strong>大学へ進学する人間というのは、将来多くの所得を稼ぐことのできる、潜在的には裕福な人間だからだ</strong>。</p>
<p>また東大の例を出せば東大の卒業生が平均的に高所得なのは明らかだ。例え家が貧しかったとしても結論は変わらない。学生の本当の豊かさというのは潜在的な所得獲得能力で決まる。現在の稼ぎ、親の稼ぎ、将来実際に稼ぐかとも関係ない。</p>
<blockquote><p>College calibre students with low current earnings are not poor. Subsidized higher education, whether by zero tuition, scholarships, or zero interest loans, grants the college student a second windfall&#8211;a subsidy to exploit his initial windfall inheritance of talent. This is equivalent to subsidizing drilling costs for owners of oil-bearing lands in Texas.</p></blockquote>
<p>ここでは油田の開発と比べられている。学生というのは油田地域の保有者のようなものだ。教育というのはその採掘だ。<strong>学費の支援は油田採掘へ補助金を出すことだ</strong>。</p>
<blockquote><p>Nothing in the provision of full educational opportunity implies that students who are financed during college should not later repay out of their enhanced earnings those who financed that education.</p></blockquote>
<p><strong>教育機会の平等というのは、誰もが自分の油田を開発できる環境を提供することだ</strong>。<strong>そのために必要なのは採掘費用を貸し出すことであって、費用をみんなが負担することではない</strong>。</p>
<p>では大学への政府支出が必要ないのかというとそんなことはない。油田の開発を考えれば分かる。油田の存在が国家にとって必要なら税金を使って開発するのは理にかなっている。また例えば大油田が日本のある場所に眠っているとして、その土地の持ち主が政府に採掘費援助を要求しても不思議はないだろう。土地であれば国が接収したり、開発を強制したりもできるが、人間の能力ではそれは無理だ。</p>
<p>また人間は油田とは異なり国際的に移動できる。もしある国が教育費を補助しなければ優秀な人間がさっさと国外に移動することは十分に考えられる。大学レベルでも同じだ。大学が授業料を免除したり、奨学金をだしたりするのは機会の平等のためではなく優秀な学生を捕まえるためだ。だから大学経営が商業的なアメリカのほうが授業料免除や奨学金は遥に多い。</p>
<p><strong>政府は、大学教育への補助を機会の平等のためだと主張するのを止めるべきだ</strong>。機会の平等には学費の貸与で対応し、社会のために必要な補助に関してはそうと明らかにした上で適切に行っていく必要がある。</p>
<p>追加：FreakonomicsにもBlogにも<a title="Why California’s Tuition Hike Might Be a Good Thing" href="http://freakonomics.blogs.nytimes.com/2009/11/23/why-californias-tuition-hike-might-be-a-good-thing/?utm_source=feedburner&amp;utm_medium=feed&amp;utm_campaign=Feed%3A+FreakonomicsBlog+(Freakonomics+Blog)">関連記事</a>がでている。ポイントは授業料が高いことではない。お金がない学生に対する奨学金が足りないことだ。大学の高い授業料と奨学金は価格差別の一種だ：</p>
<blockquote><p>Financial aid is, at its core, a price-discrimination scheme. Consumers pay different prices (net of financial aid) for the same service. Higher education is the very rare market where the seller says “Tell me in detail about your ability to pay, and I’ll tell you what your (net) price will be.”</p></blockquote>
<p>そして価格差別によって、それなくしてはその財を購入できない消費者の手に財が提供されるなら、価格差別は社会的に望ましい。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://rionaoki.net/2009/11/1762/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>4</slash:comments>
		</item>
	</channel>
</rss>

