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	<title>rionaoki.net &#187; ネットワーク</title>
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		<title>プライオリティ・インボックス</title>
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		<pubDate>Mon, 06 Sep 2010 23:00:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
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		<category><![CDATA[ネットワーク]]></category>

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		<description><![CDATA[「IDをめぐる争い」ではFacebookが電話を駆逐するという記事を取り上げた。今回はGoogleの取り組みを見てみる。 Gmailが電話に進化 &#8211; Googleが米国で「Call phone」開始 &#124; ネッ &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2010/09/4453">Continue reading <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「<a href="http://rionaoki.net/2010/08/4449">IDをめぐる争い</a>」ではFacebookが電話を駆逐するという記事を取り上げた。今回はGoogleの取り組みを見てみる。</p>
<p><a href="http://journal.mycom.co.jp/news/2010/08/26/005/">Gmailが電話に進化 &#8211; Googleが米国で「Call phone」開始 | ネット | マイコミジャーナル</a></p>
<p>電話の弱点としてあげられていたものの一つはノイズだ。</p>
<blockquote><p>制御不能 誰でもその10桁をダイヤルできる。別れた彼女も、選挙運動員も、押し売りも。番号非掲載、ナンバーディスプレー、着信拒否リスト等々でこの問題を解決しようとしたが、いずれの方法も望まれない電話を防いでくれない。</p></blockquote>
<p>電話番号さえ分かればコールできるのでコミュニケーション手段として効率が悪いのに対して、Facebookならポリシーを使ってコントロールできるというわけだ。同じ問題はメールにも当てはまる。スパムの判定は正確になってきたものの、膨大なメール処理に終われている人が多いだろう。Googleのこの問題に対する答えがPriority Inboxだ。</p>
<p><a href="http://techcrunch.com/2010/08/30/gmail-priority-inbox/">Gmail Priority Inbox Sorts Your Email For You. And It’s Fantastic</a></p>
<p style="text-align: center;"><a href="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2010/08/gmail.png"><img class="aligncenter" title="gmail" src="http://rionaoki.net/wp-content/uploads/2010/08/gmail.png" alt="" width="441" height="206" /></a></p>
<p style="text-align: left;">Priority Boxは入ってきたメールを過去の情報に基づき分類する。今まではスパムかそうでないかだけを区別していたのに対して、今度は重要性まで判定する。これによってまず処理すべきメールに優先的に対応することができる。スパムフィルター同様「鍛える」ことができるので重要性判定の精度も徐々に上昇するだろう。<strong>Facebookが交友関係をベースにメッセージを区別するのに対し、過去のメールやユーザーの行動をもとにアルゴリズムでメッセージを分別するのはいかにもGoogleらしい</strong>。</p>
<p style="text-align: left;">Googleの本当の目的はGMailをさらに便利にすることには留まらないはずだ。<strong>Priority Inboxが便利であれば、ユーザーはその精度を高めるためにより多くの情報を登録し、アドレス帳にはソーシャルな情報が集まってくる</strong>。最近、GoogleがGMailのアドレス帳機能を強化してることとも整合的だ。BuzzではGMailにソーシャルな機能を後付しようしたが、今回はGMailそのものをソーシャルな方向に進ませているように見える。Facebookの登録にもメールアドレスが必要なようにIDとしてのメールアドレスの地位は電話並に強固だ。今後の展開が興味深い。</p>
<p><strong><br />
</strong></p>
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		<title>Wave開発中止のポイント</title>
		<link>http://rionaoki.net/2010/08/4377</link>
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		<pubDate>Fri, 06 Aug 2010 08:43:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
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		<category><![CDATA[ネットワーク]]></category>

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		<description><![CDATA[GoogleがWaveの開発中止を発表したのニュースになった。では何故上手く行かなかったのだろうか。 Google’s struggles Google’s struggles both with Wave and al &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2010/08/4377">Continue reading <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>GoogleがWaveの開発中止を発表したのニュースになった。では何故上手く行かなかったのだろうか。</p>
<p><a href="http://economics.com.au/?p=6042">Google’s struggles</a></p>
<blockquote><p>Google’s struggles both with Wave and also with Buzz and Knol are that these are ventures with strong network effects and so that technology adoption is a great challenge.</p></blockquote>
<p><strong>Wave、Buzzであれば、FacebookやTwitter、KnolであればWikipediaと非常にネットワーク効果の高い市場を相手にしている</strong>。既に相当のユーザーがいなければサービスの価値はほとんどない。</p>
<p>それに対して<strong>成功したGoogleの製品の多くは強いネットワーク効果がない</strong>。広告であればユーザーが少なければ価格が低いだけだろうし、GMailやGoolge Doc (App) にしてもファイルレベルでの互換性は取れる。MapやReaderにいたってはスタンドアローンで利用出来る。</p>
<blockquote><p>For Facebook, it was college students. For Twitter, it was celebrity following (this is a form of connectivity through a ‘star’ graph — the star being a source of many connections).</p></blockquote>
<p><strong>ネットワーク効果の強い業界への参入には、関連性の強い「ブロック」をおさえることが必要だ</strong>。Facebookは大学生をターゲットにした。学生にとって他の学生とのコミュニケーションは極めて重要であり、しかもそのやり取りの多くはそのグループ内で終わる。大学生だけ押さえればとりあえずはサービスとして価値が出てくる。そして<strong>大学生というブロックを確保し、そこから広がっていった</strong>。<strong>大学生という集団が卒業という形で自然に拡散していく点がこの発展を後押しした</strong>わけだ。</p>
<p><strong>TwitterはFacebookによってすでに固められた友達関係という繋がりを使わなかった</strong>。友達という性質上双方向的な関係ではなく、フォローによる一対多の関係をネットワークの基本としている。<strong>一対多の関係はFacebookでは成立しにくい、有名人とそのファンというブロックを囲い込んだ</strong>。Twitterのこの性質は、<strong>個人が一種の有名人となりファンを獲得するという環境を提供し、それにのった「プチ」有名人が次々にファンを呼びこむことでTwitterは拡大した</strong>。</p>
<blockquote><p>For Wave, Google tried to do this by having invites and referrals initially.</p></blockquote>
<p><strong>GoogleはWaveで招待制度を使うことで人間関係をサービス内に模倣した</strong>。Waveのユーザーは最初から知り合いと繋がっているということだ。</p>
<blockquote><p>Put simply, those people were already connected and Wave didn’t offer something that was interconnected or of extra value</p></blockquote>
<p>しかし、<strong>この「つながり」はブロックとしては利用できない</strong>。何故なら、その人間関係は既に成立している＝つながっているからだ。Twitterのように知らない人と繋がるという機能には欠けるし、Facebookのように昔知っていた人を見つけるということもない。<strong>既存のネットワークに比べて新しいコネクションを提示できなければユーザーは留まらずいつまでたってもネットワーク効果は発生しない</strong>。</p>
<p>つまり、<strong>Google Waveの一番の問題はネットワーク効果の強い市場において、まず確保するブロックを特定しそこから広げていくという戦略に欠いたことだ</strong>。</p>
<blockquote><p>But Google needed to have interconnectivity from the start and a strategy. Wave seemed to have promise as a one stop shop.</p></blockquote>
<p>さらに既存の競合サービスとの接続も万全だったとは言いがたい。Twitterのように棲み分けを狙うのであればまだしも、全てを包括する機能を提供する＝競争相手をひっくり返すのであれば可能な限り互換性を取る必要はあっただろう。</p>
<p>ただ、この事例がGoogleの評価にマイナスかというとそうでもない。むしろ、強い競争相手のいる市場でもとりあえず動く製品で参入してみるのは重要であるし、それがうまくいかなければ直ぐに撤退するという判断も的確だろう。次の試みに期待したいところだ。</p>
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		<title>ISPでの個人情報収集の是非</title>
		<link>http://rionaoki.net/2010/05/4195</link>
		<comments>http://rionaoki.net/2010/05/4195#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 30 May 2010 17:28:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
				<category><![CDATA[Regular Posts]]></category>
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		<description><![CDATA[総務省がISPレベルでの情報収集・広告配信を容認したというニュースが話題になっているが、どうも批判のポイントがずれているような気がする。 “web（画面）上の契約約款なんてみんな読まずに同意する”ことを前提にしちゃったら &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2010/05/4195">Continue reading <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://www.asahi.com/business/update/0529/TKY201005290356.html">総務省がISPレベルでの情報収集・広告配信を容認した</a>というニュースが話題になっているが、どうも批判のポイントがずれているような気がする。</p>
<p><a href="http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/52026556.html">“web（画面）上の契約約款なんてみんな読まずに同意する”ことを前提にしちゃったら、「個人情報の収集・利用のオプトイン同意」ってどう取ればいいの？</a></p>
<p>企業法務マンサバイバルさんのこの記事が非常に分かりやすい整理になっている：</p>
<blockquote><p>DPI（ディープ・パケット・インスペクション）による個人情報収集・利用の基本的な法的論点について網羅的に検討・言及され、同意がなければ違法であることも断言されています。</p></blockquote>
<p>まず当然ながら個人情報収集に同意が必要であるということが確認されている。</p>
<blockquote><p>作業部会に参加した一人は「総務省の事務方は積極的だったが、参加者の間では慎重論がかなり強かった。ただ、『利用者の合意があれば良いのでは』という意見に反対する法的根拠が見つからなかった」と話している。</p></blockquote>
<p>では合意がある場合はどうか。朝日新聞の記事の最後には、総務省としては合意がある場合でも認めない法的根拠がないという話が紹介されている。総務省は行政府なのだから、例えこの個別案件について認めないことが望ましいとしても、根拠がなければ認めるというのは妥当だろう。<strong>法律のバックアップなしに勝手に規制を作り出してしまうのでは困る</strong>。</p>
<blockquote><p>ｗｅｂ（画面）上の契約約款だとどうせ読まないから同意したとは認めないが、紙の契約書だったらちゃんと読むだろうからＯＫっていうのはもうやめませんか。</p></blockquote>
<p>この指摘はもっともだ。<strong>当事者が同意した契約を尊重するのは円滑な経済行動に必須の条件だ</strong>。ウェブ上ならダメ、紙ならオーケーというような曖昧な規定は必要のない不確実性を与える。</p>
<p>しかし、ISPレベルでの情報収集に大きな問題があるのは事実だ。きちんと法的根拠を準備するという前提ではDPIを規制する理由が多々ある。まず、<strong>現実問題としてISPの契約約款を全部読んで理解するというのは社会的費用が大きすぎる</strong>。契約に際しての費用を減らすために<strong>契約内容をある程度標準化するべき</strong>だ。</p>
<p>また、ISPの契約が世帯単位であることを考えれば、利用者と合意がとれたと考えるのも難しい。もし<strong>多くの消費者にとってメリットがないのであればDPIはオプトインないし専用プランとするのが妥当だ</strong>ろう。契約の自由を大きく妨げるものではないし、DPIのメリットを享受できない消費者は標準的プランを利用すればいいだけだ。</p>
<p><strong>DPIのないプランの提供を義務付けることも検討すべき</strong>だ。自由契約は当事者が得をするという意味で望ましいが、それが最適であるとは限らない。<strong>地方などでISPの競争がほとんど存在しない場合、ISPがDPIを実質的に押し付けることができる</strong>。独占・寡占状態に関しては競争政策で対応するのが筋だろうが、インフラ産業≒自然独占であるため競争を促すよりも規制で対応すべき状況も多い。</p>
<blockquote><p>ＤＰＩの導入を検討している大手プロバイダー、ＮＥＣビッグローブの飯塚久夫社長は「個人の特定につながらないよう、集めた情報はいつまでも保存せず、一定期間が過ぎたら捨てる。（プライバシーの侵害目的だと）誤解されたら全部アウト。業界で自主規制が必要だ」と話す。</p></blockquote>
<p>消費者がプライバシーを重視すればISPが自主規制するインセンティブを持つが、<strong>自主規制ではそれが実際にエンフォースされているかの確認をするのが難しいので行政が関与する余地はある</strong>。</p>
<p>その延長線上には、DPI自体を規制することも含まれる。<strong>DPIを歓迎するユーザーが少なければそれを利用するISPもなくなるわけで包括的に規制することも正当化できる</strong>。規制の是非についてはアンケートなどを通じて調べることもできるし、とりあえず諸外国の反応を見てから考えてもいい。</p>
<blockquote><p>一方、新潟大の鈴木正朝教授（情報法）は「ＤＰＩは平たく言えば盗聴器。大手の業者には総務省の目が届いても、無数にある小規模業者の監視は難しい。利用者が他人に知られたくない情報が勝手に読み取られ、転売されるかもしれない。業者がうそをつくことを前提にした制度設計が必要だ」と話す。</p></blockquote>
<p>小規模事業者の監視が難しいというのはその通りだ。流出した情報は取り戻せないし、補償を行う原資もないだろう。</p>
<p>また、逆に大手業者については総務省の目が届くというのは恐ろしいことだ。<a href="http://www.eff.org/issues/nsa-spying">アメリカでAT&amp;Tが盗聴に協力した</a>のはそれほど昔のことではない。<strong>個人の詳細なアクセス情報が大企業に集まるということは政府による干渉を容易にする</strong>。個人的にはこちらの方が商用利用よりも大きな脅威のように思われる。</p>
<p>総務省の対応は仕方ないだろうが、早急な対応が望まれる。</p>
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		<item>
		<title>ネットのルールなんてない</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/12/2044</link>
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		<pubDate>Mon, 07 Dec 2009 19:28:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
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		<description><![CDATA[ネガティブ記事は好きではないが、これはどうかと思ったので突っ込んでおく： マードック氏にグーグルが譲歩　「ネットのルール」はどう変わる インターネット-最新ニュース:IT-PLUS ここしばらく話題になっているマードック &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/12/2044">Continue reading <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ネガティブ記事は好きではないが、これはどうかと思ったので突っ込んでおく：</p>
<p><a href="http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT12000007122009&amp;landing=Next">マードック氏にグーグルが譲歩　「ネットのルール」はどう変わる インターネット-最新ニュース:IT-PLUS</a></p>
<p>ここしばらく話題になっているマードックとグーグルとの対立についての記事だ。</p>
<blockquote><p>デジタル技術や伝送技術などの進歩がネットという新たなコンテンツの流通経路を生み出した。しかし、技術進歩やネットがコンテンツを無料にしたわけではな い。ビジネスモデル（無料モデル）や権利侵害（違法コピーや違法ダウンロード）がコンテンツを無料にしたのである。即ち、技術ではなく人がそうしたに過ぎ ない。ウェブ２．０以来ネット上に定着した「コンテンツは無料」という風潮は不可逆なものではないのである。</p></blockquote>
<p>「技術ではなく人がそうしたに過ぎない」というのはどういう意味だろう。最終的に行動するのは人間なのだから「人がそうした」と言うならなんだってそうだ。<strong>技術が変化し、それに対応して人の行動が変化した</strong>のだ。<strong>「風潮」というものは市場参加者の最適行動の結果に過ぎない</strong>。確かに「コンテンツは無料」という風潮は不可逆ではないが、そもそもの原因である技術進歩の流れが変わっていない以上、人の行動も変わらない。</p>
<blockquote><p>もちろん、「無料」の変革は大変である。一部の新聞社が有料化してもユーザーは無料のところに流れるだけだろう。また、違法コピー・違法ダウンロードを制 圧しない限り、無料の変革はニュース記事を超えてコンテンツ全般には広がらず、「闇の無料の世界」が拡大するだけである。闇金業者が繁盛するような世界と 同じにしてはならない。</p></blockquote>
<p>技術的に違法コピー・違法ダウンロードを制限することはとても難しい。よって「コンテンツは無料」というのが支配的な価格付け戦略になっている。一体これをどう解決するというのだろう。<strong>ネットは自由みたいな原理主義に加担する気は全くないが、技術進歩に逆らうのはコスト的に難しい</strong>。</p>
<blockquote><p>コンテンツを利用して無料モデルで儲けているグーグルなどのネット企業の収益を、コンテンツ側に還元しなくていいのかという問題である。米国ではフェアユース規定が還元しなくていいことの根拠となっているが、結果として「フェア・シェア」が実現されていないのでは、洒落にもならない。</p></blockquote>
<p>いい悪いの基準が全く分からない。<strong>「フェア」という言葉を定義せずに使っても意味がない</strong>だろう。コンテンツ企業がコンテンツを提供し、検索エンジンがそれを表示しているのは両者にとって、そうすることがそうしないことより得だからだ。これはある意味「フェア」ではないか。<strong>結果として実現される配分は法制度に影響されるが、それを論じるには「フェア」の定義についての合意が必要だ</strong>。</p>
<blockquote><p>つまり、マードック氏が第一歩を踏み出し、グーグルはとりあえず最低限の対応をしたが、その結果としてネットの常識がどう変わるかはこれからの勝負なのである。</p></blockquote>
<p><strong>「ネットの常識」でビジネスが動いているのではない</strong>。<strong>ビジネスが動いた結果としてのパターンが「ネットの常識」なのだ</strong>。マードック氏がグーグルから譲歩を引き出したのは彼がコンテンツ生産において市場支配力を持っているからだし、譲歩しか引き出せなかったのはグーグルが検索市場のリーダーだからだ。</p>
<blockquote><p>日本のマスメディアはネット関連の問題では常に受け身であったが、今回ばかりは、行動するなら早く動くべきである。ネット上でのビジネスの「ルールづくり」が常に米国で行われるというのは、もう止めにすべきではないだろうか。</p></blockquote>
<p>アメリカで「ルール」ができて日本に波及するなんてことはない。<strong>アメリカで生じた変化が日本でも生じることで結果としてのパターンが一致するだけだ</strong>。技術は国境をまたいで波及するのでそれは自然なことだし、<strong>ネット関連の技術変化はアメリカから生じるので、「ルール」がアメリカから日本にやってきたように見えるがそれは表面的な問題に過ぎない</strong>。</p>
<p>追記：複数均衡を選択するという意味での「ルール」ならあるかもしれないが元記事の話とは関係ないだろう。もし無料均衡から有料均衡へ飛ぶという話ならそれはカルテルだ。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>Big Sister：風俗の多方向市場化</title>
		<link>http://rionaoki.net/2009/11/1914</link>
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		<pubDate>Tue, 01 Dec 2009 02:37:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
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		<description><![CDATA[最近Freemiumなんていう言葉が話題になっている。わかりやすく（？）言うと、ネットワーク効果のある市場で、マージナルな価格をゼロにすることで利用者を増やし、収益は価格差別によりインフラマージナルな利用者から回収すれば &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/11/1914">Continue reading <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>最近Freemiumなんていう言葉が話題になっている。わかりやすく（？）言うと、<strong>ネットワーク効果のある市場で、マージナルな価格をゼロにすることで利用者を増やし、収益は価格差別によりインフラマージナルな利用者から回収すればいい</strong>というビジネスモデルだ。これはネットワーク効果が大きく、支払意志額の小さな消費者が多く（＝需要曲線が強く下に凸で）、価格差別が容易な場合には有効な戦略だ。</p>
<p>しかし、収益をあげるのが無料で財・サービスを手に入れるユーザーの一部でなければならない理由はない。<strong>三種類以上の参加者のいるマーケットであれば、財・サービスのやりとりをする以外の第三者から利益をあげることも当然可能だ</strong>。</p>
<p>無料の新聞がそれはその一例だ。新聞はニュースなどを読者に提供する一方、広告主から収益をあげる。読者が増えれば増えるほど広告収入が増えるため一定の条件下では読者には何も課金しないことも正当化される（例：小額の支払のための費用が高い）。</p>
<p><a title="Big Sister" href="http://www.bigsistermedia.net/index.php">Big Sister</a>（NSFW）はこの収益体制を風俗に適用したものだ（<a title="「夜のオンナ」の経済白書" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047102091/">「夜のオンナ」の経済白書</a>という本で紹介されているそうだ via <a href="http://www.fallinstar.org/2009/11/big_sister.html">Feel Like A Fallinstar</a>）。かなり有名なもののようで<a title="Free Sex at Prague Brothel Tests Taboo as Reality Romps Hit Web " href="http://www.bloomberg.com/apps/news?sid=a6C0QuB5G6Ys&amp;pid=20601109">Bloombergでも記事</a>になっているし<a title="Big Sister" href="http://en.wikipedia.org/wiki/Big_Sister_(brothel)">Wikipedia</a>にも説明がある。Big Sisterのビジネスモデルは次のようなものだ：</p>
<ul>
<li>無料で風俗サービスを提供する</li>
<li>引きかえに行為を撮影する</li>
<li>映像はネットで有料で公開する</li>
</ul>
<p>これが、<strong>サービス提供者、サービス需要者、ネット会員という三種類のアクターを一つのプラットフォームで結びつけるビジネス</strong>であるのが分かる。</p>
<p><strong>誰が誰にお金を払うかは、ネットワーク効果がどのように発生するかによって決まる</strong>。サービス提供者は多い方がよいので企業は賃金を支払う。閲覧者は少ない方がいいので料金を徴収する。需要者は特殊で、売春が法律で禁止されているため無料となる。需要者は撮影に必要だが簡単に見つかるので経済的にもそれほど間違った価格（=0）ではない。</p>
<p>このビジネスモデル自体は古典的な覗き部屋と同じだが<strong>インターネットがそのスケールを飛躍的に拡大させた</strong>。こういったニッチは市場は通常大都市でしか成り立たないが、インターネットがあれば多くの顧客を同時に相手にできる。また低コストな地域で営業して高所得な地域で収益をあげることも可能だ。これにより、<strong>映像からの利益が上がったことでサービス自体の価格をゼロにできれば、売春に関する規制も同時に回避できる</strong>（基本的にその場での金銭のやりとりさえなければ売春には該当しない以上取り締まりは不可能だろう）。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>日本でFacebookは生まれない</title>
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		<pubDate>Thu, 19 Nov 2009 04:55:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Rion</dc:creator>
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		<description><![CDATA[日本企業の弱点はプラットフォーム化ではなく消費者需要の把握だ： 追記：ちょっと冗長になっちゃったと気にしていたポストにトラフィックが向き始めたので簡単に要約しておきます。 日本企業はプラットフォーム戦略が苦手なわけではな &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/11/1685">Continue reading <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>日本企業の弱点はプラットフォーム化ではなく消費者需要の把握だ</strong>：</p>
<p><em>追記：ちょっと冗長になっちゃったと気にしていたポストにトラフィックが向き始めたので簡単に要約しておきます。</em></p>
<ol>
<li><em>日本企業はプラットフォーム戦略が苦手なわけではない（例：ゲームコンソール）</em></li>
<li><em>苦手なのは需要の把握だ</em></li>
<li><em>ソフトウェア化により需要へ複雑な対応が可能になりその適切な把握が決定的に重要になった</em></li>
<li><em>これは大企業には難しいのでベンチャーが重要←日本苦手</em></li>
<li><em>また細かな需要＝選好は国により違う←日本企業がアメリカ相手とか無理（例：Facebook）</em></li>
<li><em>やっぱそういう問題のない中間財とかで勝負すればよくね？（例：携帯部品）</em></li>
<li><em>とはいっても日本国内での需要把握は重要だからベンチャーまわりはやっぱりなんとかしよう</em></li>
</ol>
<p><em>という感じです。</em></p>
<p><a href="http://agora-web.jp/archives/802765.html">アゴラ : 日本ITの国際競争力</a></p>
<p>「裏の技術力」と「表の技術力」という言葉を取り上げている。前者は基本的には製造技術のことだ。以下に安く質の高いものを作るかという技術であり、日本の製造業が得意にしてきた分野だ。</p>
<blockquote><p>では「表の技術」とは何か。それはすなわち、ネットワークであると山田氏は説明した。</p></blockquote>
<p>それに対して「表の技術力」とはネットワークを作ることだという。例としてiPodとウォークマンとの競争が挙げられている。</p>
<blockquote><p>しかしiPodにはウォークマンにはない魅力があった。それがネットワークだ。音楽配信サービスのiTunes Storeと楽曲管理アプリケーションのiTunes、それに機器のiPodがシームレスにネットワーク化されることによって、どこでも自由に音楽が聴け るという環境を作り上げていたということだ。</p></blockquote>
<p>iPodの魅力はiTunesによるネットワーク化だと指摘されている（但し「ネットワーク」の定義は見当たらない）。記事中ではさらにWindows, Google, Amazon, Facebook, Twitterなどの例から、なぜアメリカがこれらの事業で成功したかについての根拠が挙げられている。</p>
<p><strong>しかし、プラットフォームを制する企業が競争に勝つというのはその通りだが本当に日本企業はプラットフォームが重要な市場に弱いのだろうか</strong>。</p>
<blockquote><p>しかし、80年代までものづくりや企業向けのビジネスで成功を勝ち取ることができていた日本企業はどこもネットワーク化の流れに乗り遅れ（<strong>任天堂など一 部の例外を別として</strong>）、ネットワーク化の流れが特に激しく進行している消費者向けビジネス分野では決定的に後手に回ってしまった。</p></blockquote>
<p>本文中で挙げられている任天堂はゲーム機というプラットフォームビジネスで大成功を収めている。またゲーム機市場においてはSonyもいる。Sonyは前世代から比べるとシェアを落としているが、世界に三社しかいないゲーム機市場において日本の企業が二つ活躍しているというのは見落とせない。<strong>ゲーム機市場はコンテンツ企業と消費者という二種類の参加者が存在し、参加者間に外部性が顕著な典型的なプラットフォーム市場だ</strong>。</p>
<p>また<strong>日本とアメリカだけを考えれば日本が負けているようにみえるが、世界中を見渡せばコンピュータソフトウェアやウェブ上のサービスでアメリカ以外の国の存在感はほとんどない</strong>。別に日本企業が特別にまずい行動をとっているわけではない。</p>
<p><strong>では、日本企業が抱える問題は何か</strong>。<strong>それは消費者需要の把握だ</strong>。ゲーム機市場の場合これはそれほど大きな問題にならない。ゲーム機に求められる要素はそれなりに決まっているし、何よりも企業は複数のゲーム機を消費者に提供するわけではない。互換性が重要でアップデートのきかないゲーム機は基本的に一世代に一つで、異なるのはサードパーティーが開発するコンテンツだ。プラットフォーム企業は、ゲーム機の性能と生産コストを決定し、あとは基本的に価格と生産量で競争する。</p>
<p>それに比べるとiPodの設計は非常に難しい。物理的な設計が困難なのではない。音楽プレーヤーはプレーヤーというハードウェアの上で動くソフトウェアと接続先のコンピュータで動くソフトウェアを合わせてはじめて機能する。そして、このソフトウェアにはハードウェアにはない大きな特徴がある：</p>
<ul>
<li>さまざまな機能・インタフェースがありうる</li>
<li>簡単にアップデートできる</li>
</ul>
<p><strong>根本にあるのはソフトウェアの柔軟性だ</strong>。製品が複雑なインターフェースで消費者によりきめ細かい対応をできるようになったため、生産者は消費者が欲しがっているものを的確に、そう値段と性能だけではなく、把握して提供する必要が生まれた。ネットワークは音楽プレーヤーに求められていたことの一つだ。</p>
<p><strong>日本企業はプラットフォーム市場で競争できなかったわけではなく、プラットフォームが必要とされているということに気づかなかったというのが正確だろう</strong>。</p>
<p>ではなぜ日本企業がプラットフォームの重要性に気づかなかったのだろうか。それは<strong>日本企業が消費者から非常に離れて活動している</strong>ためだ。i-modeの使えないドコモの役員のように、企業が消費者の需要を把握できていない。その<strong>原因の一つは、お馴染みの労働市場の硬直性だ</strong>。アメリカでも大企業が消費者の細かい需要を理解しているわけではない。把握した社員が独立したり、若い人が会社を立ち上げることで需要を的確に捉えた製品が市場に供給される。これが日本の労働市場では難しい。</p>
<p>しかし、これだけが日本企業が「国際」競争力を持たない理由ではない。<strong>もう一つは、日本市場が世界市場とは異なることだ</strong>。日本企業は日本市場の動向なら適切に読めるかもしれないが、例えばアメリカの大学生が何を欲しているかを知るのは難しい。アメリカ支社を作ることも、アメリカ人を雇うこもとできるがアメリカ人が自分たちで必要だと思ったから立ち上げたような会社に勝てる理由がない。</p>
<p>Facebookが分かりやすい例だ。<strong>日本の企業がFacebookを作れただろうか</strong>。<strong>どれだけ人材がいて資本があってもFacebookができることだけはない</strong>。参加者が本名を名乗り、自分の顔写真をのせ、在籍・出身大学から勤め先まで公表するソーシャル・ネットワークサイトが日本で生まれることはないのだ。それは、<strong>ベンチャーキャピタル不足のせいでも技術者不足のせいでもなく、日本とアメリカは違うという話だ</strong>（注）。そして、ネットワーク効果の高い分野で世界最大の市場を取れないことは決定的な弱点となる。ある意味どうしようもない。</p>
<p><strong>ソフトウェアにより消費者需要を把握することが重要になった時代に、日本企業が世界市場で競争するのは非常に難しいことが分かるだろう</strong>。ではどうするか。二種類の方向性がある。</p>
<ol>
<li>一つは、（労働市場・資本市場の問題は解決したうえで）<strong>企業が真に国際化することで世界で求められる製品を提供する</strong>こと、</li>
<li>もう一つは、<strong>需要の把握が決定的な市場を避け、輸入に必要な外貨は他の産業で稼ぐこと</strong>だ。</li>
</ol>
<p>一つ目の道は現実には厳しいだろう。アメリカでも大企業は消費者需要の把握を苦手としている。また、前述したように日本以外の国、例えばヨーロッパの国々、でもアメリカの需要を把握できていない。そして、日本は世界で最も国際化していない国の一つだ。</p>
<p>残るのは二つめの道だ。これは現在であれば自動車など日本が極めて強い産業に注力していくことを意味する。例えば、携帯電話本体ではガラパゴス状態の日本だが<a title="Invisible but indispensable" href="http://www.economist.com/displaystory.cfm?story_id=14793432">携帯に使われている半導体においては圧倒的なシェアを誇っている</a>。何も最終消費財だけが市場ではない。</p>
<p><strong>もちろんそうした産業で外貨を稼ぐことは、労働市場や資本市場を改革しない理由にはならない</strong>。ハードウェアのソフトウェア化、産業のサービス化は進む一方であり、日本でもベンチャー企業が消費者心理を理解した製品を提供していくことはさらに重要になる。単に、そこから生まれた製品が世界を制することはないというだけだ。</p>
<p>（注）<a title="アメリカは実名志向か" href="http://rionaoki.net/2009/11/1523">匿名性に対する態度は労働市場の硬直性に依存している</a>ので、本当に労働市場が流動化すればFacebookが生まれることはありうる。しかし、ベンチャーに行く若者が増える程度の変化では関係ないだろう。</p>
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		<title>鶏が先か卵が先か</title>
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		<pubDate>Fri, 28 Aug 2009 00:20:43 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[Chicken &#38; Eggという問題はネットワーク効果の強い市場では非常に重要である。とくに双方向性市場（two-sided market）では顕著だ。例えばアマゾンがそうだ。本を買う顧客がいなければ出版社は商品 &#8230; <a href="http://rionaoki.net/2009/08/154">Continue reading <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>Chicken &amp; Eggという問題はネットワーク効果の強い市場では非常に重要である。とくに双方向性市場（two-sided market）では顕著だ。例えばアマゾンがそうだ。本を買う顧客がいなければ出版社は商品を卸さない。</p>
<p>以下のエントリーで起業家でベンチャーキャピタリストであるChris DixonがChicken &amp; Egg問題への対策を挙げている。</p>
<p><a href="http://www.cdixon.org/?p=334">cdixon.org / Six strategies for overcoming “chicken and egg” problems</a></p>
<p>彼の提案は六つだ：</p>
<blockquote>
<ol>
<li>Signal long-term commitment to platform success and competitive pricing.</li>
<li>Use backwards and sideways compatibility to benefit from existing complements.</li>
<li>Exploit irregular network topologies.</li>
<li>Influence the firms that produce vital complements.</li>
<li>Provide standalone value for the base product.</li>
<li>Integrate vertically into critical complements when supply is not certain.</li>
</ol>
</blockquote>
<p>一つ目は人々の期待を変えるものだ。アマゾンの例でいえば出版社が商品を卸すのに必要なのは顧客が来るだろうという期待だ。別に卸す時点で客がいる必要はない。コミットメントデバイスとしてGoogleのオープンソースソフトウェアが挙げられている。より適切な例としてはIntelの<a title="Intel Architecture Lab" href="http://en.wikipedia.org/wiki/Intel_Architecture_Labs">Intel Architecture Lab</a>が挙げられるだろう。Intelはx86という自社が実質支配するプラットフォームに関連する投資を行った。IntelがIALにおいて如何にコミットメントの問題にを注意していたかは<a title="Platform Owner Entry and Innovation in Complementary Markets: Evidence from Intel" href="http://www.nber.org/papers/w11852">Platform Owner Entry and Innovation in Complementary Markets: Evidence from Intel</a>に詳しい。</p>
<p>二つ目は互換性を持たせることで既存のネットワーク効果を利用するというものだ。個の場合もコミットメントが問題になる。MicrosoftがMac互換のOfficeを提供する際、それがいつまで維持されるかはユーザーにとって重要だ。Silverlightも同様だ。この戦略は<a title="Embrace, extend and extinguish" href="http://en.wikipedia.org/wiki/Embrace,_extend_and_extinguish">Embrace, extend and extinguish</a>と呼ばれる。しかし必ずしもうまくいくとは限らない。<a title="OS/2" href="http://en.wikipedia.org/wiki/Os/2">OS/2</a>の例もある。この戦略がどのような場合にどうやって成功するかも興味深い。</p>
<p>三つ目はとくに興味深い。一部のグループに的を絞ることで既存のネットワークを打ち破るというものだ。ここでは大学生が多いfacebookがどうやってFriendsterを追い抜いたかが例として挙げられている。いかに特定のグループを発見するかが鍵となる。</p>
<p>四つ目はプラットフォームの問題だ。不可欠なコンポーネントを持っている企業を味方につければ確かに競争には勝てるだろう。しかし、それを提携相手の企業はそれを知っているのでそれなりの見返りがなければ協力しないため、最終的に利益になるかは微妙だ。Sony / PhilipsのCDが事例として挙げらているが、この場合最も重要な点は交渉のやりかただろう。複数いる提携相手に別々に交渉していくことで「見返り」を減らすことができる。</p>
<p>五つ目は見落とされがちだが、要するにネットワーク性を減らしてしまうということだ。ユーザーがリスク回避的であれば有効だ。</p>
<p>最後の六つ目もやはりコミットメントが問題になる。AppleはMac OSX上で多くのアプリケーションを持っているがこのことは外部のデベロッパーにとっては大きな脅威となる。</p>
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