省エネに必要なのはインセンティブであって啓蒙ではないようだ。
Why is the U.S Department of Energy so Energy Inefficient?
We are supposed to find this article ironic. The Department of Energy doesn’t practice what it preaches. While this is amusing, we should ask an old question; “why”?
ニューヨーク・タイムズの記事によると、省エネを訴えているエネルギー省ではお粗末な省エネしか行われていないとのこと。
Controlling for year built, hours operated, climate zone, how many workers work there, and its intended use — my focus was to test whether governmental and private sector buildings consume the same amount of electricity. I reject this hypothesis. Government buildings consume roughly 20% more.
この傾向はエネルギー省に留まらず、エネルギー消費に関係する変数で条件付けした上で民間と政府機関との電力消費を比べると政府の建物は約20%も多いそうだ。
最大の原因は民間企業とは異なり政府団体は省エネをする適切なインセンティブを持たないことだ。電力消費を減らしたところで利益・給与が増えるわけではないし、選挙に落ちるわけでもない。ここでエネルギー省を叩いてもしょうがない。重要なのは省エネすべきといった啓蒙活動はしている本人にすら効果が薄いということを認識して、効果的な施策を打っていくことだろう。
ピンバック: Tweets that mention エネルギー省の省エネ » 経済学101 -- Topsy.com
冷房の設定温度を上げるなどの省エネはコスト管理という点では全く採算に乗らないので、日本ではむしろreputationにコストを払いたい政府などの組織の方が省エネが進んでいるような気がしますね。