Elinor Ostromの講義

今年のノーベル経済学賞は組織の経済学とのことで、Oliver WilliamsonElinor Ostrom受賞した。著名エコノミストの反応はEconomixなどに詳しい。

その中でも触れられているがOstromはPh.D.もUCLAのPolitical Scienceで現在もIndiana, BloomingtonのPolitical Scienceの教授という政治学者だ。エコノミスト一般への知名度は(少なくともノーベル賞受賞者としては)低い。Political Scienceでは過去にHerbert Simonが受賞している。

詳しい業績については先のリンク先の解説や著作(アマゾンで確認できた最新の著作はこちら;今注文した)を読むべきだろうがYoutubeに彼女が共有地の悲劇について説明している映像があったので紹介しておく:

Environmental Economics: Ostrom’s take on the Tragedy of the Commons

ちなみに、周知の事実かもしれないが、ノーベル経済学賞の(英語での)正式名称はSveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobelで正式なノーベル賞ではない。またノーベル賞のなかでも平和賞だけはノルウェイの管轄だ。

Williamsonの業績については広く知られているが、こちらに彼へのインタビューがある(A Golden Bearの足跡より)。