i4i v. MicrosoftにおけるDellのアミカス・キュリエ:
Groklaw – The Dell amicus brief, PDF and text, HP’s as PDF (i4i v. Microsoft)
訴訟については日本語の記事などをどうぞ。基本的な構図としては、Microsoft Wordのアドオンを販売していたi4iがMicrosoftが自社の技術をWordに取り込んだとして訴えたという話。それに対してMircosoftへ賠償命令とWordの出荷停止命令がでている。
細かい話はGroklawに多くの記事が出ているが興味深いのはcnetで紹介されている以下の部分だ:
I4i says not out to destroy Microsoft Word
Microsoft has several options, including legal appeals, pursuing a settlement, or recrafting Word in a way so that it doesn’t infringe on I4i’s technology.
Microsoftは出荷停止命令が出るまでに示談することもできたはずである。判決に対する反対は出荷停止による市場への影響が大きすぎることだが、もしそうであれば実際に出荷停止にまでもつれ込むのはおかしいはずだ。二者で交渉している以上、出荷停止が可能であることは交渉開始時の立場を変えるに過ぎない。勿論、第三者が二者間の交渉の結果に影響を受けることはあるだろうが(示談の最大の問題であるが)、今回はそれには当てはまらない。この辺の法律的解釈はどうなっているのだろう。