ノミクス

前のエントリーでScroogenomicsを紹介したがJoshua Gansは以下のような発言をしている:

Joel Waldfogel in his new book, Scroogenomics (will the onomics trend know no end?) tell us in a series of essays why you shouldn’t buy presents for the holidays.

ScroogenomicsはScrooge+nomicsで出来ている。もちろんnomicsはeconomicsから取ったものだが、元々はギリシャ語のoikos+nomosだ。oikosは家庭という意味でnomosは習慣とか法律という意味だ(ギリシャ哲学におけるノモスとピュシスの話は大学にいけばどこかで聞くだろう)。語源的にはnomicsだけを他の単語につなげるというのはあまり筋が通っていない。nomic(s)ないしnomyが語尾になっている単語は他にもergonomics、mnemonic、taxonomyなど色々ある。onomicsとなっている場合-o-は繋ぎで入っている(psych-o-logyなどと同じ)。

エコノミクスとの関連で作られた造語としては、Reganomics、Obamanomicsのような人名やFreakonomics、Parentonomics(Joshua Gansの本だ)のような経済書がある。ちなみによく似た接尾辞-omicsがあり、こちらもカタカナでオーミクスと言えば通じる(?)ほどよく使われている(本当はReganのようなnで終わる単語にnomicsをつける場合は-o-をはさむべきなのだろう)。