超ヤバい経済学

Superfreakonomics」の邦訳「超ヤバい経済学」が出版されるということで再度(Amazon Associateのテストを兼ねて)再度ご紹介。正直、この邦題はどうにかならないのかとも思うが、続き物なのでしょうがないのだろう(カタカナでいいと思う)。

超ヤバい経済学
超ヤバい経済学
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スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー
東洋経済新報社
売り上げランキング: 2434

原書に対する海外での評価については「SuperFreakonomicsまとめ」で取り上げた。その時の主な意見は次のようなものだ:

  • 前作の「ヤバい経済学」と比べると、レヴィット個人が関わった研究を越えて様々な話題を取り扱っている。
  • その一方で個々の記事の質には疑問を持つ専門家が多い。
  • 取り上げられている話題は社会的にも重要なものが多い
  • 面白さを優先するあまり奇抜さを狙い過ぎている。

奇抜さを狙う(逆張りをする)人のことをコントラリアン(Contrarian)と言うが、この手の経済学啓蒙書の多くは常識に反する現象を経済学を使って説明するという構成を取る(簡単なところで最低賃金をあげると仕事が減る)のでそれ自体は珍しくない。前作「ヤバい経済学」が出版されたときには同じような本が少なかったこともあり大ベストセラーになったが、現在では同種の本はいくつもあり、この本でなければいけないということもないだろう。

とはいえ、売春市場に関する章など、かなり面白い部分もあるのでもっとこういう経済の本を読みたいという人にはおすすめできる。また、英語が比較的平易なので原書を英語の勉強に使うのも悪くない。統計に興味のある人は、本書に関する統計屋さんのツッコミリスト(※)あるので、読みながら説得力のない場所を探してどうして説得力がないのかを考えてみるのもいいトレーニングになりそうだ。

※このポストを書いたKaiser Fungの「Numbers Rule Your World: The Hidden Influence of Probabilities and Statistics on Everything You Do」も面白かったのでそのうち紹介したいけど邦訳はないのかな。

超ヤバい経済学” への3件のコメント

  1. いやぁ、わからねぇ。何がそんなに困るんですか。 > ヤバい。カタカナばっかりじゃオレがこれっぽっちも楽しくないんですが。

  2. Freakonomicsは前に読みました。本書もそのうち読んでみたいです。ちゃんとした経済学は大変そうなので(笑)。邦訳の題名、僕はイイ!と思います。

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