なぜ誰もあなたのブログを読んでくれないか

もしくはブログとジャーナリズムの違いについて。よくできた例えがあったので紹介しよう:

Why Nobody Cares About Your Blog

If I walked into a crowded mall, went into the food court, stood there in the middle of it and just started talking, what do you think would happen?

混雑しているフードコートの真ん中に立ってしゃべり始める。どうなると思うか?

Most people wouldn’t see me. Then, a few would and they would probably think I was crazy. At the end of the day, I’ll just be that crazy guy they saw at the mall.

誰も自分の方を見ようとはしないし、見たとしても頭のおかしい奴だと思うだけだ。こういう人は大学のキャンパスにもよくいる。東大にもいたしバークレーにはもっといる。何かしゃべってるんだけど誰も聞いていない。

Now, imagine if 90% of the people in the food court did that. They just got up and started talking into space. It would be one big din of noise. Now, all of those people want to feel as if they are famous, so they start competing and trying to out-talk the other people. The volume increases, but few are being listened to. The ones who are listened to are the ones at least saying something useful.

じゃあ、フードコートにいる人間の90%が同じことを始めたとしよう。それぞれが自分は有名だと感じたがっていて、他の人間を打ち負かそうとする。声は大きくなるが誰も耳を傾けはしない。そりゃそうだ。道の真ん中で大声で議論している人がいたら目を合わせずに通り過ぎるに決まってる。立ち止まって話を聞いている人がいるのは何かよっぽど役に立つことを言っているごく少数ぐらいだろう

これは非常によい例えだ。誰もが発言できるということは誰も発言する権利を独占していないことだ。市場に例えれば、旧来のジャーナリズムは独占市場で、ブログは競争市場だ。なぜ新聞社がネットに対応できないのか。それは独占企業にとっての最適戦略は競争的な市場では機能しないからだ。

では独占企業にとっての戦略とは何か。それは値段を上げるために供給を減らすことだ。学生が授業にくるようにプリントには全ての授業内容を載せないことだ。他に聞きにいく場所のない学生はクラスにいくしかない。

しかし、競争がある市場で同じことをしたら自殺行為だ。競争相手が価格を下げてシェアを奪ってしまう。競争的な市場ではいかに必要とされている財を提示し、それに応じたプレミアムをチャージするかが重要だ。単に価格を上げたら客は逃げる。

では企業ならどうするか。市場調査を行い人々が欲しているを調べるだろう。ブログではそれは何に対応するか。

Blogging is a communications platform. Personal human relations still apply. If you just talk to yourself on your blog and hope people listen, it won’t work very well. That’s not communication.

ブログはコミュニケーションのプラットフォームだという指摘がそれだろう。企業がアンケートを実施して新製品への反応を見るように、読者が何を言ってるのかに耳を傾ける必要がある。

旧来のジャーナリズムのように勝手にしゃべって、相手が聞くのを待っていてもだめだ殿様商売は殿様が一人しかいないからうまくいくのだ

なぜ誰もあなたのブログを読んでくれないか” への3件のコメント

  1. W大M校の数学科の授業を取っていたとき、授業が始まるまでの5分間くらい、いつも大きな声で独り言を言っている院生がいました。一見みんな聞いていないように見えるんですが、「試験って何ページまでだっけ?」といったみんなに興味のある発言をすると顔見知りの人が答えるんです。逆に、私は一度分からないことがあったので、彼の独演会の途中で質問を投げかけたらそれに答えてくれました。彼は二次元離れしたblogger/twittererですね。

  2. 数学科はレベル高いですねぇ。。。時代を先取りしているというか何というか。うちらはひたすら陰気なだけです。

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