定年に関する面白いグラフがあったのでご紹介。
OECD: Factblog: Keep on working …
上のグラフは国別の実際の平均引退年齢(青)と引退してからの平均年数(薄茶)表している。日本や韓国の労働年数の長さが目立つ。特に韓国の引退してからの年数は非常に短い。
下のグラフは引退してからの年数をより詳しく説明している。バーの長さが引退してからの年数、薄い部分はそのうち法的な定年より前の部分を表している。例えば最も引退年数が長いフランスはは法的な定年後がほとんど。これは定年が低いためだろう。逆にオーストラリアでは法的な定年より前に引退する人が多いようだ。日本はどうかというか引退してからの年数も短く、かつ定年より前に引退生活に入るというのは珍しいことが分かる。
元データはOECD Society at a Glanceでオンラインで入手できる。上のグラフはtableauに保存されたもので、サイト上では国別の数字などより詳細な情報も見ることができるようになっている。
こういうグラフを見ると、日本は高齢化が進んでも労働力不足にならない気もしますね。私は日本で労働需給が逼迫するということがどうしても想像できないので、なんとなく納得です。
労働力不足ってのもよく分からない概念な気もしますね…。小さな国はいくらでもあるわけで。