アメリカの受刑率

アメリカの受刑者の数が多いのは知られているがここ二十年ほどの伸び率はすさまじい。

Saving Money by Slashing Prison Spending

縦軸は10万人当たりの受刑者数だ。戦後200人前後に過ぎなかった受刑者数は1980年あたりから爆発的に増え、今では800人近くになっている。これは常時国民の0.8%が堀の中にいるということでありショッキングな数字だ。

Wikipediaの記事中の地図を見ても、アメリカの受刑率の高さは際立っており(中国の数字は極めて疑わしいが)、多くの州政府が財政赤字に苦しむなかで、軽い犯罪で収監されている受刑者を出所させようという提案がなされている。近年の受刑者急増はドラッグ取り締まりによるもので、直接他者に危害を与える可能性は「比較的」小さいこと、ドラッグ利用者を投獄することは他の犯罪者とのコネクションを作り、かつ逮捕歴によって社会復帰を極めて困難にすることなどが根拠だ。

マリファナの合法化に向けた運動は新聞などでも頻繁に取り上げられているが、背景にはこの刑務所の運営コストと合法化に伴う税収がある。

P.S. 逆にアフリカの多くの国で受刑率が低水準にとどまっているのは警察・司法機能の欠如を表している。

アメリカの受刑率” への3件のコメント

  1. ピンバック: Tweets that mention アメリカの受刑率 » 経済学101 -- Topsy.com

  2. >中国の数字は極めて疑わしいが

    中国では強盗や殺人の他に汚職などの経済犯罪でも死刑になる可能性が比較的高い為、受刑者が少ないのではないでしょうか?

    • それもありますが、そもそも中国の統計はどれも信用できないという定説が…。

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