グレード・インフレーション

アメリカの大学の平均成績が話題になったのでご紹介。

National Trends in Grade Inflation, American Colleges and Universities

アメリカでは大学の成績が、少なくとも日本に比べると、重視されるというのは有名な話だ。特にコミュニティカレッジからのトランスファーや、メジャーの選択においては平均成績=GPA (Grade Point Average)が主な判断基準となる。就職活動の時にも履歴書(resume)にGPAを記載するし、足切りに使われることもある。

就職活動で使われるとなると、当然問題になるのが学校ごとの違いだ。特によく指摘されるのは公立と私立の差だ。上のグラフは一世紀近くに及ぶGPAの推移だが、どの大学も戦後急激にGPAが上昇し、それから徐々に上がっていっているのが分かる。特に私立と公立との差は開く一方だ。有名な大学を例にとると、Harvard 3.45 (2005), Yale 3.51 (2008), Stanford 3.55 (2005)に大して、Berkeley 3.27 (2006), UCLA 3.22 (2008) となっている。

ちなみに日本の大学を卒業するとやたらと低いGPAになってたり、成績の付け方がアメリカと異なっていたりする場合もあるがアメリカの大学はそのことを知っているので無闇に心配することはない。

グレード・インフレーション” への3件のコメント

  1. ピンバック: Tweets that mention グレード・インフレーション » 経済学101 -- Topsy.com

  2. インフレは問題ですね。逆にレベル感的には、Stanford 3.55、UCLA 3.22 なら絶対評価として割とうまく回ってるのではと思います。アメリカの大学では学生の質が違っても同種の科目の難易度は大して変わらないので。
    各大学のGPAを入学者の高校時の GPA で標準化したら、もう少し面白い分析が可能かもしれません。

    • 内部的にちゃんとランク付けが出来ていれば問題はありませんね。どうせ大学や専攻によって難易度は全然違いますし。

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