最終的なアドバイスは、
これは、本人のやる気とか、意気込みといった感覚的なものでしかないように思っています。「この会社で働きたい!」「絶対就職する!」といった、強い意志のようなものだと感じています。
ということだがこれはいくら何でも役に立たないだろう。大抵のひとは既にそれほどやる気がなくてもある振りぐらいしている。本当の答えは実はこの最後のアドバイス以外の部分にすべて書いてある。
新卒はポテンシャルで採用するしかないので、卒業校や成績以外に明確なものはないんですよね。
まず卒業校と成績がだけが明確(で確認できる)ものなのだからそこを改善すればよい。もちろん就活間際になってからじゃ遅い。逆に、だからこそ企業にとっては重要な情報なわけだ。
では、もう大学半分終わっている人はどうすべきか:
僕自身、最初に働いた会社は誘われて入社したので、いわゆる就活をしたことがありません。
そう、ネットワーキングで誘ってくれる人を探せばいいのだ。人付き合いが得意でなければ自分でプログラムやウェブサービスを公開したり、ブログを書いたりして名前を売ればいい。ちなみに、著者の大木豊成さんはシンガポール大学を卒業されているそうだが、留学するというのも手だ。選択肢は広がるし、ブランディング上もとても有利だろう。
ちなみに、
例えば僕が携わっている、神田外語学院のグローバルコミュニケーション科の卒業要件はTOEIC700点以上です。これは分かりやすい と思うんですよね。
とあるが、TOEIC700点では実務的には意味がないだろう。TOEICは英語の試験としては簡単過ぎるので満点近くても実際に使えるかは分からない。TOEFLであってもアメリカの大学院で要求するレベルは何とか生きてはいける程度のものだ。
英語の資格というのはよく考えると非常に不思議なものだ。どの資格であっても実際に英語を運用できるかについてはさっぱり分からないが、資格がなくとも面接で簡単に分かる。私が採用活動で英語能力を見たいならその場で適当な話題について説明させる(電話でもいい)。
英語の話せる面接官が必要だが英語のできる社員がいない会社に英語の能力が必要なようにも思えない。そうすると英語能力を見るのは英語ができるなら他もできるはずというシグナリングに過ぎなくなる。その場合、英語に力を入れている学校の出身であることはマイナスに働く。なぜなら英語と他の能力の相関が明らかに期待できないからだ。
ほんと、人脈にしろ、大学の勉強にしろ、身近にあるものを活かす事が大事なんですが日本の学生はどうも視野狭窄に陥りがちですね。僕も一本、記事書こうかな。
本当にそうですね。それが見えたころには普通の学生でなく、日本にすらいないわけですが。。。こういったことの啓蒙ってのはもっと必要とされているように思います。
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