コピペからペーパーミルへ

アメリカではかなり普及しているコピペ発見ソフト(Anti-Plagiarism Software)が日本でも登場した模様:

コピペ見破るソフト実用化 「学生らの悪癖なくす」 – 47NEWS(よんななニュース)

ソフト名は「コピペをするな」をもじって「コピペルナー」。論文の中にネット上に同じ文章がないか検索。完全に一致する部分は赤く表示され、単語を置き換えたり、語尾を変えた文章も度合いによって、該当部分がオレンジ色や黄色に表示される。コピペした部分が占める割合や転用した元の文献も割り出せるという。

大学での成績が重視されるアメリカでは、この問題は遥かに深刻だ。単なるコピペでは、同じ場所からコピーする人が多いので有料でレポートを販売するサイトも多い。日本でもハッピーキャンパスのようなサイトがある(よく検索で引っかかる)。

アメリカではさらに進化して、カスタムでレポートを作成してくれるペーパーミルが多い。例えば、Perfect Term Papersでは納期別に価格が設定されている:

5 Days & above

$7.95 per page

3-4 Days

$14.95 per page

2 Days

$19.95 per page

24 Hours

$26.95 per page

Next Morning

$34.95 per page

もはや一つの産業と化している。意図的に完成度を下げるサービスも存在し、こうなると発見は非常に困難だ。これは英語の場合ゴーストライターの確保が簡単であることが一因だろう。大学での成績を重視しない日本でこの手の商売はどの程度はやるだろうか。

コピペからペーパーミルへ” への11件のコメント

  1.  成績評価の適正化という観点からは、自筆ノート持込可の筆記試験一発勝負で、実際には試験時間中にノートを見返しているようでは追いつかない量の問題を解かせる、が最も良いのではないかと仲間内では議論することがあります。自筆ノート持込可ならば少なくともそれだけは勉強するはず。
     ただ、前期に自筆ノート持込可の筆記試験をやってみましたが、昨年の持込不可の筆記試験と比べて点数が落ちてしまった(持込可にするにあたり問題に一ひねり、いや0.5ひねりほど加えましたが)ことにショックを受けています。狙った平均点を出させるって難しい。センター試験とか作問している人達は、それなりの難易度に揃える訳で、凄いと思います。

    • >自筆ノート持込可の筆記試験一発勝負

      紙一枚持ち込み可ってのが個人的には好きです。あとは複数回試験があればリスクも減らせますね。

      >持込可にするにあたり問題に一ひねり、いや0.5ひねりほど加えましたが

      持ち込み可にすると難しい問題を作らないといけないから持ち込み不可というのもよく聞きます。

      >狙った平均点を出させるって難しい。

      学部の経済だと小問で10-20ぐらいは普通なので割合予想はつきます。

      • >持ち込み可にすると難しい問題を作らないといけないから

         問題を思いついてから、実際に試験問題にするまでにひとひねり簡単にする作業をする(持込可の時はその作業を少し減らした)ので、大変になるということは個人的にはあまりありませんね。
         まだ教員として新米の方なのでどういう試験が良いかは試行錯誤中です。紙一枚持込可も魅力的なので来年以降検討してみます。

      • >大変になるということは個人的にはあまりありませんね。

        これは大学院の場合だけかもしれません。

        >紙一枚持込可も魅力的なので来年以降検討してみます。

        一枚と制限されていると、効率よく書き込む努力をするので勉強になると思います。

        税法の勉強もしてみたいものです。

  2. 初めまして。

    レポートや試験に関するお話(コメント欄含め)、非常に興味深く読ませていただきました。

    参考までにですが・・・。

    私の大学時代に履修していた「宗教学」の試験で、
    設問が「仏教流入で起きた神道のインパクトを述べよ」
    「キリスト教流入で起きた神道のインパクトを述べよ」の2問。白紙のA3用紙をペラで渡され、試験時間内であれば、どこに行っても、何を見ても、誰に話を聞いてもかまわない。というものがありました。

    この試験の場合、書籍から丸写ししようにも、該当範囲が膨大になるため、試験時間中にまとめるには、それなりには理解度と要約技術が試された様に感じます。

    経済学の現場を知らないため、的を外した意見かもしれませんが、やっぱり、コピペで対応できないような設問を設けることが重要なのかなとは思います。

    • ご覧いただきありがとうございます。是非またコメント頂ければ幸いです。

      >この試験の場合、書籍から丸写ししようにも、該当範囲が膨大になるため、試験時間中にまとめるには、それなりには理解度と要約技術が試された様に感じます。

      持ち込み試験と基本的には同じのりですね。先生がきちんとレポートを全員分読めるのであればいい設問だと思います。

      >経済学の現場を知らないため、的を外した意見かもしれませんが、やっぱり、コピペで対応できないような設問を設けることが重要なのかなとは思います。

      経済だとレポートになることがほとんどなくて、単純に計算・証明させる問題ばかりですね。

  3. ごめんなさい。追伸です。

    あと、試験にせよ、レポートにせよ、回答時間や回答する場所を限定する等の手段は、ある程度必要でしょうね。

  4. そもそもの問題として、アメリカの大学は不要な科目や宿題が多すぎるような気が。うーん、これはブログネタにしようかな。

    • 中間試験二回とかやり過ぎですね。宿題も採点はしなくていいと思います。

  5. 院時代に友人がTAしてたクラスで実際にあった話なんですが、学部生がelectronicで提出したペーパー(MSWord)のプロパティ部分を見たら、Authorがペーパーミル屋さんだったということがありました(笑)。
    さすがにあちらさんもそのレベルの杜撰さを露呈することは最近では少ないのでしょうが。

    • それは。。。

      競争が激しくなれば製品の質も安定してくるのでその心配?はなくなると思います。

      ちなみに経済だとおそらくレポートを信用しないのか試験ばっかりです。

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