アメリカのボランティア参加

アメリカ人のボランティア参加に関するデータがNYTで紹介されている:

Where Do You Volunteer? – Economix Blog – NYTimes.com

元データはBereau of Labor StatisticsのVolunteering on the rise: September 2008-September 2009だ。人口の26.8%がボランティアに参加しており、これは大体6,340万人ほどになる。2007年から上昇基調だ。不況のせいと考えられるが、参加が増えているのは不況による失業の比較的少ない女性で(注)、男性は横ばいとのこと。

参加しているボランティアの種類はパイチャートになっている:

宗教(Religious)が1/3以上を占めており印象的だ。

Among all volunteers, the demographic group most likely to report that they mainly volunteer for their religious organizations were those without a high school diploma. Among volunteers who didn’t graduate from high school, 47.1 percent say that they mainly volunteer for a religious organization.

宗教をボランティアの対象と選んだ人の割合は高校を卒業していない層で最も高く、なんと47.1%にのぼっている。日本で似たような統計はあるのだろうか。

(注)In a First, Women Surpass Men on U.S. Payrollsによると、史上始めて給与所得者数で女性が男性が上回ったとある。これは男性の方が景気に左右されやすい業種についているということもあるが、男女差が消滅しつつあるのは事実だ。

アメリカのボランティア参加” への9件のコメント

  1. 欧米社会では伝統ある宗教などがボランティアの組織化を担っているので信頼性が高いですよね。
    日本の場合、カルト・左翼・暴力団等がNPOなどを隠れ蓑に使っていることが多々あるので、ボランティア団体に胡散臭さが付き纏ってしまっています。一例として次のURLを添付します。
    http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2004/0130-28.html
    こういう状況を鑑みると、日本で本格的なボランティア活動が根付くにはまだまだ時間がかかるのではないかと感じます。

    • アメリカでも胡散臭いNPOは沢山ありますが、日本は特に深刻ですね。

      個人的には「ボランティア活動」が根付くのがいいことなのかもよく分かりません。むしろ社会のためになる活動には報酬が払われる社会のほうが健全かなと思っています。

  2. ピンバック: Tweets that mention アメリカのボランティア参加 » 経済学101 -- Topsy.com

  3. 他人のために、無報酬で自発的に、自分の本来の専門分野以外の労働をすることと、仮に考えれば。
    自分の専門分野の労働時間を削って、ボランティア活動をすると、生産が減少し結果的に税収が減るのではないか。もし、有料で同じ財やサービスを提供しうる業者がいるとすれば仕事を奪う結果になるので、却って失業者を増やすことになりなしないか、
    などと考えてしまいます(ちょっと大げさ?)。
    この点で、私は家庭だけでなく職場でも孤立します。

    • 無料でサービスを提供したい人がいるのは別に構わないですが、税金の存在は無料サービスを優遇する結果になっていますね。そこら辺の歪みは問題かもしれません。

      雇用に関しては他のセクターに移ればいいかと。

      >他人のために、無報酬で自発的に、自分の本来の専門分野以外の労働をすることと、仮に考えれば。

      もっと重要な点はボランティアにしても自分の専門分野でやるのが効率的だということではないでしょうか。

  4. 宗教関係のボランティアを日本でやったら、正直かなり白い目で見られます。

    日本だと今後、塾へ通えない子供たちへの講師ボランティアが増えてくるかもしれません(私見)。

    ただ仕事であれ何であれ、社会と接点を持つことはとても大事だと思いますけど、報酬(有形無形を問わず)は持続のモチベーションですよね。

    • >宗教関係のボランティアを日本でやったら、正直かなり白い目で見られます。

      これは確実にそうですね。宗教自体が白眼視される状況ですから。

      >日本だと今後、塾へ通えない子供たちへの講師ボランティアが増えてくるかもしれません(私見)。

      これはアメリカでは多いボランティアです。一定のコミットメントをすれば大学が単位を出すこともあります。

      個人的にも、ボランティアなら子供の教育に関わるものに参加したいと思います。

      >ただ仕事であれ何であれ、社会と接点を持つことはとても大事だと思いますけど、報酬(有形無形を問わず)は持続のモチベーションですよね。

      全くその通りですね。人によるかもしれませんが、私は人との交流が減るとあっという間に憂鬱になってきます。ボランティアでなくても何かイベントを促進することは重要だと思います。

  5. >>日本だと今後、塾へ通えない子供たちへの講師ボランティアが増えてくるかもしれません(私見)。

    >これはアメリカでは多いボランティアです。一定のコミットメントをすれば大学が単位を出すこともあります。

    これなら双方にメリットがあるし、持続性も期待できますね。日本だと特に小学校~中学校の下位を底上げする効果が期待できると思います。

    • 子供がやる気をなくす理由として、やって何になるんだということがあると思います。少し年上の学生はそれを解消するのに非常にいいのではないでしょうか。

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