卒後三年は新卒

斜め上の発想が見事な日本学術会議より。

卒業後3年は新卒扱いに 大学生の就職、学術会議提案 – 社会

大学生の就職のあり方について議論している日本学術会議の分科会は、新卒でなければ正社員になりにくい現状に「卒業後、最低3年間は(企業の)門戸が開かれるべきだ」とする報告書案をまとめた。

新卒でなければ正社員になりにくい現状は問題からどうして三年間という数字が出てきたのだろう。三年以上たったらどうするのだろう。

企業側にも新卒要件の緩和を求め、経済団体の倫理指針や法律で規制するより、既卒者を新卒者と同じ枠で採用対象とする企業を公表することを提案。

具体的には、既卒者を新卒者と同じ枠で採用すべきだという(驚)。新卒者の特別扱いをやめて、新卒三年以内を特別扱いしようという案のようだ。この案が実行されて一番困るのはその年の新卒者のように思えるのがどうだろう。既卒者との競争にさらされるだけでなく、「新卒枠」を減らす企業も出てくるだろう。

新卒至上主義を解決するのに新卒概念を拡大してもしょうがない。正社員になりにくいからといってみんな正社員にしろといっても(国有企業でもなければ)問題は解決しないのと同じだ。既卒者・転職者が不利というのは結果であって原因ではないのだから、一見誰も痛まない策をでっち上げたところでしょうがない。

卒後三年は新卒” への5件のコメント

  1. ピンバック: Tweets that mention 卒後三年は新卒 » 経済学101 -- Topsy.com

  2. 相変わらず臭い物に蓋的な解決だなあと感じますが、猶予期間で学生が学業、就学生が就活に専念でき、優秀な学生は今まで通り平行して就職できるなら良いような気もします。猶予が3年あるから2年は遊ぼう、という学生が出て来て問題になるでしょうが、それも救済するのか?とも思いますが。

    • >相変わらず臭い物に蓋的な解決

      なんと適切な表現!就活が一年勝負から三年勝負とかになって一段と資源が無駄になる予感がします。

  3. 新卒を逃すと就職に不利、という事実認識は正しいと思いますがカウンタープランがこれではね。

    仮に3年勝負でも1年目が優遇されるのは目に見えてます。年功序列という、硬直的で本質的なところを突かないと。

    もっと言えば、20代後半から30代半ばのボリュームゾーンは対象外なので、世代間の不公平感を増幅すると思います。

    • いやほんと斜め上の発想ですね。

      結局上の世代の既得権益という側面があるのでそこに触れないで問題は解決しませんね。

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